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ゆかいなヘンリーくん(1) がんばれヘンリーくん 改訂新版

ゆかいなヘンリーくん(1) がんばれヘンリーくん 改訂新版

  • 児童書
作: ベバリイ・クリアリー
絵: ルイス・ダーリング
訳: 松岡 享子
出版社: Gakken Gakkenの特集ページがあります!

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作品情報

絵本クラブ
発行日: 2007年06月15日
ISBN: 9784052026614

出版社のおすすめ年齢:中学年〜
46判・232頁

この作品が含まれるシリーズ

小学3年生向け 児童書セット

出版社からの紹介

ヘンリーくんは小学3年生。どこにでもいるごくふつうの男の子です。
ある日、街角でやせこけた犬を拾いこっそりバスに乗せて帰ろうとしたら、とちゅうで犬が大あばれ。
それ以来、ヘンリーくんのまわりには、つぎつぎにゆかいなドタバタがおこります!

ベストレビュー

少々年季の入った古い本ですが

この本は、児童書です。
主人公のヘンリーは小学校3年生なので、一人で読むなら2、3年生くらいからが、共感できでベストかもしれません。
元々名前は知っている本でしたが、私は、子供時代読んだことはありませんでした。
けれども、先日参加させてもらった講習会で、講師の先生がこの本を絶賛してらして、かいつまんであらすじを聞いたら、読みたくて読みたくて、探してきました。

で、自分一人で読んではもったいないと思ったので、児童書でしたが、子どもたちに寝る前の本として読み語ってみました。
まず、読んだのは、第1話の「ヘンリーとアバラー」。この、アバラーっていうのは、ヘンリーが町で出会ったノラ犬でしたが、このお話でヘンリーが飼うことになります。
でね。この「ヘンリーとアバラー」を読むと、犬を飼うってことは、楽しいけれど大変なんだってことが、よ〜く伝わってきます。

うちの子たちは、最初「長そうなお話だなぁ」とばかりに、好き勝手なことをしていたのですが、それでも構わず読み続けていると、聞き耳を立ててクスクス笑いだし、物語が進んでヘンリーがアバラーをバスに乗せるために、いろいろ格闘するシーンにいたっては、絵なんか描いてないのに、身を乗り出して後ろから本を覗くあり様。

本書のヘンリーとアバラーの騒動にも笑え、子どもたちの態度にも笑いながら、一気に第1話を30分くらいで読み終えると、もう寝る時間なのに、二人して本を取り合ってけんか。
(ちなみにお姉ちゃんはもう今年で中2です…)

日本での初版は1968年と、大変古いお話ですが、今の子どもたちにも通じるところがたくさんあり、大変面白い作品です。
小学校中学年くらいのお子さんがいらっしゃったら、ぜひ薦めてほしい。出来たら、一緒に読み語りしてあげて欲しいお話です。
なぜって、声に出して読んであげると、素晴らしい作品は絵がなくても情景が頭に描き出されて、とても楽しくなるんです。
一度やってみてください!
(てんぐざるさん 40代・ママ 女の子13歳、女の子9歳)

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