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南の島に住む少年ナリンと島で生まれ、毎年冬になると戻ってくるザトウクジラのバースは同い年。地球というこの星の上で、今ともに生きていることの奇跡を伝えます。
村上さんの描かれた絵は、爽涼感でいっぱい!
見ていて、心が透明になっていくようにさわかな気分になれます。
南の島に住むナリンの生活と、冬になるとこの島近くの海に帰ってくるくじらのバースの生活がそれぞれ描かれていますが、生活のようすはちがっていても、それぞれの心はつながっているようで、ほのぼのします。南の島ののんびりした空気が絵と文から伝わって、行ってみたくもなります。
子どもには、南の島での生活や、くじらの生態などが、新鮮にうつったことだと思います。お話の季節は冬から春にかけてですが、夏に
読むと、南の島の風が吹いてきそうな感じがして、おすすめです。 (けいご!さん 30代・ママ 女の子9歳、男の子5歳)
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