大きなからだ、色鮮やかで美しい姿、かっこいいしぐさに、優しい眼差し……。みんなが憧れるママはどんなママなのでしょう。
ママのおちちをチュウチュウしている、こぶたたち。
ペロペロなめられるのが嬉しそうな、こねこたち。
大きな顔したかばのママと、にらめっこ。
お話もにょもにょしているのは……うさぎの親子。
小さな子どもたち、みんなとっても嬉しそう。
わたしとおんなじ気持ちなのかな。
次々に登場するのは、優しくも印象的な色合いで描かれた動物の親子たち。その素朴で柔らかな表情から、それぞれの「ママと子どもたちの幸せな時間」の空気が伝わってきます。そして、添えられているのは、まどみちおさんの一言。
「あ、ママだ」「おにょ むにょ」「だっこ だいすき」
短くも愛おしい言葉たちは、読めば不思議とその時間をとてもリアルで身近なものにしてくれるのです。大好きなママの声を通して、その愛情を赤ちゃんの心にたっぷり届けてあげてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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