食いしん坊の小さなイモムシは、平和に暮らす王女さまの動物たちにとってはいやな存在。動物たちを挑発しながら、イモムシは大きく育ち、ついには怪物になってしまいました。おだやかで、自信に満ちた王女さまは、怪物になったイモムシに立ち向かって、王国に平和を取り戻しました。
作者はポーランド生まれのユダヤ人で、幼い日々にホロコースト(大量虐殺)を経験し、12歳でイスラエルに移民したと紹介されてます
生死にかかわる惨事を体験したことを全く感じさせない、美しい色彩、画風に心が和みます
嫌悪や恐怖をえさに、どんどん大きくなっていくイモムシに、勇敢におうじょは平和の心で「もういいでしょ」と言葉をかけます・・・そしてイモムシは・・
平和への深い願いがこめられたメッセージが含まれていますので、幼稚園の年長児位から小学校高学年まで、読み聞かせ出来ると思います
ぜひ親子で読んでほしい絵本です (風の秋桜さん 40代・その他の方 男の子17歳、男の子14歳)
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