「カップねこ」
と聞いて、どんなねこを想像しましたか?
私が想像したのは、ねこのカレンダーなんかでよく見かける、マグカップに入っている小さくてかわいらしい子ねこ。
でも、この絵本に登場するカップねこはぜんぜん違いました。
気になる方は、まずは「のら」と書いてあるカップ麺のようなカップにお湯を入れて3分待ってみてください。すると、出来上がりましたよ、カップねこ!
これがまた、ガツンとパンチのある味……ではなく、表情をしたねこ。そんなインパクトの割には、手のひらに乗るほどのコンパクトさ。
ギャップ萌えというやつでしょうか。かわいい。
ちなみに、3分待って出てきたねこは、3分経つとカップに戻っていきます。そのときの姿はカップ麺によく入っている乾燥かまぼこみたい。うーん、不思議すぎる!
カップねこは色んな種類があるので、どんどん開けてみましょう。
3分より早く開けるとどうなるのか、逆に遅く開けるとどうなるのか、はたまた激辛スパイスを追加したら?
一体どんなねこが出てくるのか気になりますよね。
その答えは絵本の中。予想を裏切る展開が待っているかも!
(近野明日花 絵本ナビライター)
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