面白そうな建物があるとついつい中を見に行ってしまう、
家を見るのが好き、断面図に目がない・・・なんて人達へ。
この絵本はかなり欲求を満たしてくれます。
何もないがらんとした部屋からそれぞれの職人の技を生かした部屋づくりが始まります。
そして、その進行具合を断面図でじっくり味わえます。
あちこち主張だらけだった建物が、最後には建築家が本領発揮と一つの
「たのしいたてもの」へと導きます。
何しろ作者の青山邦彦さんは建築設計事務所に勤めていた方!
青山さんの描かれた他の絵本もどんどん読みたくなってしまいます。
それにしても家の絵本というのは、子どもにとっても、大人にとっても、
夢がありますね・・・。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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