人びとを怖がらせている鬼を退治しようと、兵隊が鬼の城を攻めますが、簡単に追い払われてしまいます。そんな時、ぺにろいやるという小さな男の子が「ぼくが、引っ越してもらうように頼んでこよう」と、おもちゃを持って鬼の城へでかけていきました。「こどものとも」初期の傑作。
力があって、魔法を持っていて、とても怖い存在のはずの鬼の正体があっけないほどに、無邪気な坊やだとわかって、ある意味衝撃的なお話です。
鬼のお面が、坊やと人々の間を引き裂いていたのですね。もう少し波乱があっても良さそうですが、この脱力感も嫌いではありません。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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