「きょだいじん(巨大人)がマラソンを始めました。」
読んでいる人の頭の中に(???)が増え始める頃、しらーっと説明が始まります。
「ここがぼっこりということは・・・こちらがでっこりということで・・・」
ふんふん、なるほど・・・ん?そんなバカな。
大人がこんがらがっている横で子どもが大笑いしています。
つられて大人も笑ってしまいます。やっぱりこれでいいのかも?
気が付けば「笑いは理屈を超える」なんて妙な納得の仕方をしている自分がいたりして。
要するに全く役には立たない絵本。だけど、すっかりクセになってしまうのが高畠那生ワールド!なのです。
やっぱり絵本って面白い。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
続きを読む
徹頭徹尾役にたたない絵本、
ここにあり。
なにが でっこりで、どこが ぼっこりなのか、それは見てからのお楽しみ。
俊英、高畠那生(たかばたけなお)ならではの発想。
「こんな馬鹿馬鹿しい絵本、はじめてみた!」
そんな気持ちになれる一冊です。
巨大なものを見るとブルブルと恐くなることありませんか?僕、あります。はじめての恐竜図鑑となった本に『人類以前』というものがあります。その中にあるブラキオサウルスのイラストが恐くて恐くて……水面からヌ〜ッと首だけを出している絵。今回の絵本も巨大な人が出てきますが、これは全然恐くありません。・・・・と思います。
(絵本館HP「高畠那生さんからのメッセージ」より )
続きを読む