
ゴリララくんはちくわが大好きなのです。 「どうしてゴリラなのにちくわが好きなのか」 そんな野暮な事を聞く前に、 なのはな、さかな、オムレツ・・・なんでもかんでもちくわの中に詰めていく ゴリララくんの嬉しそうな顔をみてください。まさに「一心不乱」。 ちくわの中にうまく入れば嬉しいし、あんまりうまくいかなければ少し悲しい。 実はゴリララくんの後ろでは結構スゴイ色んな事が起こっていそうな気がするのですが、 (読者はちょっと気になる)今のゴリララくんにとってはとにかく目の前の「ちくわ」なのです。 既刊「ぎょうざつくったの」や「ねこガム」もそうでしたが、絵本全体からぐいぐいくる強引さ、 あまりにもバカらしくて笑っちゃう感じ、そして愛嬌。きむらよしおさんの描く独特なユーモアの世界は 「子ども」の魅力そのものだと感じてしまうのです。 「ゴリララくん」は続刊の予定もあるそうで、この面白さが更に続くなんて嬉しい限りですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
★作者のきむらよしおさんより素敵なメッセージを頂きました!

絵本館から、またまた「そんなばかな!」と笑える絵本の誕生です。 ゴリラくんではありません。 ゴリララくんです。 ゴリララくんはちくわがだいすきです。 なんでもかんでも、ちくわの中につめます。 なのはな、さかな、オムレツ・・・ そしてちくわのなかにちくわ。 ほんとうにすきなのです、ちくわが。 バカバカしいことがすきなあなたにふざけたことがすきなあなたにきむらよしおからのプレゼント。

ゴリララくんはちくわが好きなのです。
どうして好きなのか分からないのですが、その形状が愛着があるのでしょうか。
ちくわの穴に何かを入れたいのです。
穴はよほど大きくないと、ものは入れられないのですが。
発想のユニークさに引っ張られてしまいました。
でも、まさか自分が入りたいだなんて、食べられたくはないと思うのですが。
意味不明の強引さには、かないません。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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