夏の朝。朝ごはんを食べていると、ビルの間からおひさまが顔を出す。
「おはよう」
外へ出れば、ひかりはどんどん広がって、明るく、暑くなっていく。蒸した空気、消火栓から溢れる水、昼間の公園に流れるサルサのリズム、スイカの甘い汁。聞こえてくるビートにのって、体が自然に踊りだす。
だって、今日は特別な日。まちにまった夜の時間がやってくる。家に帰って、外階段を駆けあがり、薄暗くなった空を見上げてじっと待つ。
「どん! ぱあーん!」
はじまった! お花みたいに開く一発目の花火。
それから何度も何度も。
ぽんぽん、シュー、きらきらきらきら。
そして……。
タイトル文字と見返しの鮮やかなピンクの色が目を惹くこの絵本。2026年コルデコット賞をはじめ、数々の賞を受賞。中を開けば、まぶしくて何もかもが幻のような昼の時間、静まった夜空を花火が華やかに彩る夜の時間、対照的な二つの美しい景色がエモーショナルに描かれており、読者の心を揺さぶります。さらに観音開きのしかけが、クライマックスをダイナミックに演出。
花火は終わったけれど、わたしたちの夏は体のなかで響いている。それは世界で一番優しい……。
経験したことがあってもなくても、、誰もが持っている共通の記憶が呼び起こされる。そんな体験をさせてくれる、魔法のような一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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花火の日。とくべつな、たいせつな夏の思い出。
ひびいている、きこえている、なつが、そばにいる。せかいでいちばんやさしい どどーん。
コルデコット賞をはじめ、主要な賞を軒並み受賞!夏のまほうをとじこめた、花火の絵本 決定版!
* 2026年コルデコット賞受賞
* ニューヨーク・タイムズ/ニューヨーク公共図書館選出「年間最優秀絵本」
* 主要書評誌 7誌にて「星付き(最高評価)」獲得
* 全米イラストレーター協会(The Society of Illustrators)金賞受賞
* シャーロット・ゾロトウ賞 優秀賞受賞
* カーカス・レビュー「年間ベスト・ブック」選出
* ブックリスト「エディターズ・チョイス(編集者が選ぶ一冊)」選出
* スクール・ライブラリー・ジャーナル「年間ベスト・ブック」選出
* パブリッシャーズ・ウィークリー「年間ベスト・ブック」選出
* ホーン・ブック誌選出「ファンファーレ(年間推奨図書)」
* ニューヨーク公共図書館「年間ベスト・ブック」選出
* シカゴ公共図書館「年間ベスト・ブック」選出
* NPR(公共ラジオ放送)「年間ベスト・ブック」選出
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