“読書感想文ってどう書いたらいいの?”
“どんな本を選んだらいい?”
夏休みの宿題の定番、読書感想文。でもいざ書くとなるとどうしたら良いのか毎年困っているお子さんも多いのではないでしょうか。そんな子どもたちのために、読書感想文が一日で書けるようになる!という画期的な方法を教えてくれるお助け本ができました。
著者は児童文学評論家の赤木かん子さん。なぜ読書感想文が嫌いという子どもが多いのか?赤木さんは言います。1つ目の理由は「誰からも、どうやって書けばいいのか解説してもらえなかった……」から。また2つ目の理由は、本を読んで素晴らしいと感動する感性を持っていてもそれを言語化するのはとても大変なのに「プロにしかできないようなことを子どもに要求するから」だとか。さらに、読書感想文の目的は「自分の考えを筋の通った、論理的な日本語の文章で書けるようになること」、本の選び方のポイントは「最後まで読める本にする」「本人が魅かれたものにする」など、なるほど、そうだったのか!という目から鱗の格言やアドバイスがたっぷり。つづいて、原稿用紙を20のブロックに分けて書いていく方法や、あらすじと自分の感想を交互に書いていく「サンドイッチ作戦」など、実践に役立つアドバイスも満載です。この考え方を知っているのと知らないのとでは、読書感想文への向かい方が大きく変わりそうですね。
こちらは「お父さんが教える」シリーズの第2弾。子どもたちは話し言葉で説明してあげると理解が早い!という検証のもと、論理的に考えることが得意なお父さんにまず読んで理解してもらい、その上でお子さんに分かりやすいように教えてあげてほしいという目的で作られています。お父さんが教えてくれることで子どもたちのやる気もアップしそうですね。この1冊があれば、もう読書感想文はこわくありません!
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
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