ホワイトチョコレートのような犬のグミ。
グミは人間の女の子さちこさんとくらしていて、さちこさんがだいすき。
グミは、さちこさんがあるねがいをもっていることをしっていました。
さちこさんが、願っていても、口に出せない願い。
その願いをかなえるために、グミは、まっくらな夜の空へとびだします。そして……。
荒井良二さんの力のこもった原画の迫力と、ファンタジックであたたかい気持ちがつまった物語世界が、一作にまとまり、何度も読み返したい絵本です。
■担当編集者からのメッセージ
犬を飼っていた方もそうでない方も、このけなげなチワワのグミの目をぜひ見て下さい。
グミは、大好きなさちこさんの願いを叶えるために、夜空をたった一人でかけるのです。
小さくてちょっと弱そうなグミですが、必死で前に進もうとする姿は、ちょっとせつなく、ですが、ほっこりとした気持ちにさせてくれます。大宮エリーさんがテキストを手がけたはじめての絵本作品です。荒井さんもたくさんの絵本作品の中ではじめて描いたチワワ。ぜひ、ゆっくりとページをめくっていただけたらと思います。(わんこ)
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