|
一人の方が気楽でいい、友だち?何だかめんどうだな…そんなオオカミの前におかしなやつがあらわれて。これが友だちってやつか?
きむらゆういちさん&田島征三さんの「オオカミの」シリーズ。
今回のお話は、「一人が気楽でいい」と常々思っているオオカミに友達が出来ます。
きむらさんの、やさしくてほのぼのとしたお話に、田島さんのド迫力な絵、絶妙なバランスです。
いつも、一人でのんびり暮らしているオオカミに、声をかけてきたクマ。一緒に行こうよ・・。(このクマさんの意図は?)
オオカミは、よく知らないクマの事がちょっと怖い・・もしかしたら。。わあ、やられる!と、ドキドキしながらお話は進みます。最後の最後までドキドキな展開ですが、ホッとあったかな気持ちで落ち着けるラストシーンでした。
家では4年生に読みましたが、2メートル離れたところで聞いていましたが、途中からかぶりつきで見入っていました。お話を始めてから2〜3ページで引き込まれます。最後の最後まで息をのんで見ていました。ラストシーンで「な〜んだ」と安心できました。
この食いつきを見て・・小学校での読み聞かせに推薦しようと思いました。
読み時間は7〜8分。全学年、どこで読んでも楽しんでもらえる1冊です。 (ローサさん 40代・ママ 男の子、男の子)
|