すぐそこに来ているはずなのに、なかなか訪れない春。
街は灰色、人々も同じ様に暗くてしずんだ気持ちに……そんな時。
「ねえ、どうして春を待ってなきゃいけないの?
待ってなんかいないでさ、ぼくたちでまちを春にしようよ」
男の子の素敵なアイディアと人々の素晴らしい行動力で、あっという間に街が輝きはじめた! こんな風に、何かのきっかけをはじまりに、世界は少しずつ変わっていくものなのかもしれません。絵本の中を駆け巡る躍動感と明るさは、読んでいる私達の心にも喜びと力を与えてくれますよね。
「はるがきた!」
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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