よく「子はかすがい」と言いますが、今はペットがかすがいという人も多いですね。
この絵本のソラも作者のそうまこうへい先生がたいせつに飼っていた犬がモデルです。
家族の一員のようになっていたソラは、動物病院でなくなる直前まで、
そうま先生の娘さんがソラの手を握っていたそうです。
絵本の中のソラはおじいちゃんですが、「ぼく」にかわいがられてとってもうれしそう。
老いというテーマを語りかけるような文章と明るくやさしい絵で表現しました。
暗くなりがちなテーマですが、老犬を包み込む愛情あふれる絵本になりました。
子どもにとって、老いといってもピンとこないかもしれませんが、
この絵本をきっかけに老いることに対してやさしい気持ちをもってもらえたらうれしいです。
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