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部屋の扉を開けると、きいきいと音がする。よく見ると、なんとそこにはおばけがはさまっていて、痛い痛いとさけんでいるではないか。耳をすますと、あっちからもこっちからも、きいきいきい…さあ大変だ! 加門七海と軽部武宏が奏でる鳴り止まない恐怖。
タイトルから、「ちょうつがいが、どうしたんだろう?」という思いに
駆られつつ、読み始めました。
全体的に暗い印象、その中で注目される、ちょうつがい。
暗い部屋の中で、「きい きい」と聞こえる、高い音。
そして、なぜか見えてくる、音の正体!?
あんな音やこんな音の正体が、よく見たらあんなものだったら・・・!
見方によっては、笑えるものだったり、グロく見えて、目を反らしたくなったり。
読む人にとっては、賛否両論、感想が真っ二つに分かれる絵本かもしれませんが、
個人的には視点がとても新鮮で、良かったと思います。
なんといっても、怖い絵の雰囲気が、より異様な雰囲気を演出してます。
個人的に、ブランコのシーンがおススメ。そしてそのページから数ページ進んだところの、
母娘の絵が怖い。お母さんの手が透けて、娘の目がうっすら見えてる!!
日常生活の音に敏感になってしまったら、あなたにも見えるかもしれませんよ(笑) (どんぐりぼうやさん 40代・ママ 男の子11歳)
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