こいぬのひなは、カエルと出会い、かんだり、のったり…。カエルはにげてしまい、こんどは…。
別冊太陽『この絵本が好き!(2004年出版分)』の日本の部で上位にランクインしていたので、借りてみました。
松谷みよ子さんとのコンビでお目にかかることの多い瀬川康男さんが、文章も書いているということで興味がありました。
1ページに少しの文、繰り返しの展開など、とてもわかり易く、小さい子が初めて他の生き物に出会った時の戸惑いや興味がよく描かれています。多分対象は0歳から1,2歳なのでしょう。
実は、私は読んでいくうちに少し飽きてきて、途中から「ハイハイそうですか」というちょっと投げやりな感じでページをめくっていたのですが、最後の文が載っているページになった途端、やられました!心臓がきゅっとなるくらい、「私」のひなに対する愛情を感じてしまったのです。
私にとってこの本は、最後の3ページで燦然と輝きます。
我が家の子ども達には時期を逃してしまいましたが、2歳くらいまでのお子さんがいる方は、是非読んであげてください。そして、お子さんと二人でいっぱい感動して欲しいですね! (金のりんごさん 40代・ママ 女の子11歳、男の子8歳、男の子6歳)
|