だいじな だいじな わたしのあかちゃん
あなたのことが だいすきよ
ずーっと わたしのたからもの
すてきな すてきな わたしのあかちゃん
生まれたばかりのわたしのあかちゃん。
母親はわが子をしずかにゆらし、優しくうたいます。
やがて子どもはどんどん成長していきます。
2さいになれば家の中をひっかきまわすようになり、8さいになればいつだってどろだらけ。
ティーンの仲間入りをすれば、へんな服にへんな歌。
「なんてことなの。」
母親はいつだってふりまわされます。
でも月のひかりが空を照らすころ、ぐっすり眠るわが子の寝顔をのぞいて思うのです。
だいじな だいじな わたしのあかちゃん
あなたのことが だいすきよ
その気持ちは例え子どもが家を離れても、我が身が老いてこようとも。
親子を見守る1本のかしの木のように、ずっとかわらずにそこにあるのです。
そして、そのかしの木は伝えます。親から子へ、ずっと続いていく愛の子守歌を。
全米1,500万部、そして日本語版52万部ものベストセラー絵本『ラヴ・ユー・フォーエバー』が、新たに生まれ変わりました。
いせひでこさんの描く美しく心に深く訴えかける絵が、おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん。そして、これから親になるかもしれない人たち全てに、優しく静かに語りかけます。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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