「おーなり由子・はたこうしろうのあかちゃんのえほん」シリーズは、おふたりがはじめて取り組まれた赤ちゃん絵本です。前作『ぶう ぶう ぶう』では、可愛いおしゃべりの時間を描きました。今度のテーマはスキンシップです。
あかちゃんの小さなおてて、おかあさんのの手でつつみこんで「ぎゅう」。
ぷっくりしたおなかごと抱きしめて「ぎゅう」。
おふとんもいっしょに「ぎゅう」。
おかあさんとあかちゃんのしあわせな「ぎゅう」が続きます。
あかちゃんの感触やにおいまで伝わってくるよう。すでに甘いきもちでいっぱいになります。
でも、さらに「ぎゅう」はつづきますよ。
大好きなくまさんを「ぎゅう」。
もっと大きなくまさんごと「ぎゅう」。
その「ぎゅう」におかあさんがきて「ぎゅう」。
さらにおとうさんもきて・・・。
かみの毛もまだまばら、やっとよちよち歩きができる頃。
そんなあかちゃんが見せてくれるのは、なんていい笑顔なのでしょう!
さらに「ぎゅう」という文字にも、家族みんなの笑顔にも、おーなりさんとはたさんの、あかちゃんへのおもいがぎゅうーっとつまった幸せな絵本になっています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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