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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

バスラの図書館員」 みんなの声

バスラの図書館員 作・絵:ジャネット・ウィンター
訳:長田 弘
出版社:晶文社
税込価格:\1,760
発行日:2006年04月
ISBN:9784794920423
評価スコア 4.72
評価ランキング 1,359
みんなの声 総数 24
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  • すごいと思いました

    本を、たくさんうちにはこぶからすごいと思いました。

    もしうちにお母さんがこんなにたくさん本をはこんできたら、お父さんにしかられると思います。

    せんそうって本もなくなっちゃうんだと思いました。

    本が読めないのはさびしいと思いました。

    投稿日:2009/12/20

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    3
  • 平和であること、本が読める幸せ

    実際にあったお話ということで前から本があることは知っていましたが読みたいと思っていました。

    読み終わって息子が「これをおかあさんがやったらさ おとうさんが怒るよね」と言ったのにはびっくりしました。

    そうでなくても本というとたくさん買ってしまう私なので。

    戦争による失われる命の大きさも思いますが、文化や歴史の損失というのも大きいですね。

    これだけ本を大切にしてくれる図書館に私も通いたいです。

    平和であること、本が読める幸せ感じました。

    投稿日:2009/12/20

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    1
  • 平和は人を優しくする

    2003年春イラク侵攻がバスラに達した時に図書館の蔵書を守ろうとした図書館員とその友人たちの勇気ある実話を絵本にしたこの本のなかに、印象的な絵が二枚あります。
     それは、このお話の主人公でもあるアリア・ムハンマド・バクルさんという図書館員の女性の顔を描いた絵です。
     アリアさんは、「本は、黄金の山よりもずっと」価値のあるものと考えている人です。戦争の火でそんな本が滅んでしまうことは、彼女には絶対許せないことなのです。
     だから、アリアさんは当局にも掛け合いますし、それが無理だとわかると、友人たちの協力を得て、図書館のたくさんの本を自分たちの手で避難させます。やがて、戦火は図書館にもおよびます。でも、アリアさんたちのがんばりで図書館の本のほとんどは助かりました。
     そのあとに描かれた、二枚のアリアさん。

     ひとつには「アリアさんはのぞみをすてません。」という文章がつけられています。
     しかし、彼女の背景は暗い戦争の風景が描かれています。燃えあがる町、戦車や戦闘機の爆撃。アリアさんは悲しい顔をしています。
     もう一枚のアリアさんにも、「アリアさんは戦争が終わるというのぞみをすてません。」という、先のものとよく似た文章がついています。でも、アリアさんの表情は、先のものとはまったくちがいます。
     目を閉じ、柔らかな表情をしています。なぜなら、アリアさんのまわりには、美しい青い空と静かな湖が描かれています。
     アリアさんが望む、それが平和の世界なのでしょう。そこには悲しみも嘆きもありません。
     人は、平和の世界を夢みるとき、優しくなれる。
     二枚のアリアさんの絵はそういうことを教えてくれます。

     そんなアリアさんを育てたのは、たくさんの本だったにちがいありません。
     最後のページの、たくさんの本に囲まれて立つ、強い意志をもった図書館員アリアさんをみて、そう思わざるをえませんでした。

    投稿日:2020/12/26

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  • 精神の楽しみさえも

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    未だに本は図書館に戻っていないんですね。
    ということは、そこで暮らす人々も
    本を気軽に読むことができていないんですね。
    戦争というのは、精神の楽しみさえも奪っていく
    恐ろしいことです。
    もし、日本で戦争になって、
    本が自由に読めなくなったら
    これほど辛いことがあるでしょうか。

    この本を守った女性の回復と、
    早くバスラに平和が戻ることを願っています。

    投稿日:2020/10/09

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  • 平和である幸せに感謝したいです

    イラク戦争で、イラクの港町バスラの図書館員のマリアさんが、

    戦争がバスラの町を襲った時に、図書館で働く人たちも、役所で

    働く人たちも、そして兵士たちも図書館を見捨てて逃げ出したの

    に、図書館の本を運び出して守ったお話でした。やっぱり、自分

    の命や家族の方を優先してしまうのが、当たり前なのに、協力

    したお友達も立派だし、生活もできないくらい部屋が図書館の本

    でいっぱいですが、その後がどうなったかも知りたいと思いました

    今、私は平和である幸せに感謝したいと思いました。

    投稿日:2019/10/02

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  • のぞみをすてません

    詩人の長田弘さんの訳だからでしょうか。
    ”のぞみをすてません”という言葉が、印象的に心に残りました。
    今、現在も、戦争は起こっています。
    図書館は、平和へ貢献できる、大切な存在だし、ずっとそうあってほしいと思いました。

    投稿日:2018/02/27

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  • 図書館の使命を果たした人

     イラクのバスラという町で、戦争の爆撃から、図書館の蔵書を守った図書館員、アリアさんのお話です。

     伝えられてきた人類の叡智、今、語られていること。そんな様々なことを残し、後世に伝えるという意義と、図書館の使命を実行に移したアリアさんには頭が下がります。アリアさんを助けた隣人や友人たちも素晴らしいです。激しい爆撃と砲撃で町が燃え上がる中、なかなかできることではないと思います。

     アリアさんは望みを捨てず、平和と自由の日がくると信じています。そしてその時まで図書館の本は守られていると、この絵本は締めくくられています。本が守られて本当に良かったです。

     『3万冊の本を救ったアーリヤさんの大作戦』という本が国書刊行会から2012年に出版されました。同じことを素材にした劇画ですが、最後のページには、アリアさん(アーリヤさん)が新しい図書館の設計と建築の監督をされています!

    投稿日:2017/10/25

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  • 文化・教育を守る

    その街の図書館のレベルが
    そのまま市民レベルにつながっているのではないかと、私は思っています。

    このお話は実話だそうです。
    戦争ですべてが焼き尽くされそうになった時
    家族や自分の心配より
    なにより「図書館の本」の心配をした
    図書館員のアリアさん。
    そんな素敵な図書館員がいるバスラの町の民度は
    きっと高いものだと思います。

    今、自分は、
    何の苦労もなく本に触れられているという
    あたりまえのことに、感謝したいと思います。

    投稿日:2016/12/04

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  • 戦争の中の図書館

    一人の図書館員が、戦火から図書館の蔵書を守ろうとした事が、実話であることに感動しました。
    戦争が世界のあちこちで起きていて、多くの文化遺産が崩壊され、命が失われている中で、命の次に大切なのは、その国の文化をいかに守るかということかと思います。
    図書館の使命を改めて感じます。
    本だけではなく、図書館は人びとの自由と平等を守るところ。
    図書館で働く者として、子どもたちに他人事ではない伝え方をしたいと思います。

    投稿日:2016/02/19

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  • アリアさんの情熱に胸を打たれます。

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、女の子3歳

    8歳の息子と読みました。

    イラクのバスラという町の図書館員のお話。
    2003年にバスラの街に空爆が開始されました。
    図書館の本を守るために、一人の女の人が立ち上がります。

    空爆でいつ自分の身がどうなるか分からない非常時。
    私なら、本よりもまず自分と家族の安全を、と考えてしまいます。
    命がけで本を守った主人公の女性の勇気と情熱には、本当に頭が下がる思いがします。

    そして、その後、バスラの街がどうなったのか。
    主人公のアリアさんは、図書館が無事に再会したのを眼にすることができたのか、
    その後の話がとっても気になった私と息子でした。
    どうかアリアさんの諦めない気持ちが、実を結んでいますように・・・。




    投稿日:2014/12/05

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