「こわがりトミー」 みんなの声

トミー少年はとにかく怖がりなのです。
そのエピソードが、なんともかわいらしいというか…。
でもお誕生日にあるプレゼントをもらったら、激変してしまうのですね。
確かに、味方が現れた感じですが、ラストで意外な事実が。
このあたりの、絵の運び方がうまいなあ、と思いました。
そう、トミー少年はやっぱりトミー少年なのです。
同じように怖がりのお子さんだったら、共感してもらえそうでしょうね。
幼稚園児くらいからでしょうか。

孫もそうですが、とても初めてで慣れないことに怖がります。

なかなか慣れないで、最近やっと電車の音に慣れたのか、ママと電車に

乗ったのが嬉しかったのか、電車に乗りたくなったようです。

トミーも、強い犬と一緒だからと犬が来てからは、怖がりでなくなった

ようです。強い犬と一緒だからと安心している気持ちが優先しているよ

うです。マルタおばさんが、トミーにキスをするのでなくて犬の方にキ

スするのが笑えました。着飾ったマルタおばさんが、やっぱり幾つにな

ってもお洒落するのがいいなあって思いました。電球の傘のしかけとド

アーの仕掛けが新鮮に感じました。段々と慣れて怖がりでなくなってい

くといいなあって思いました。

「ラチとライオン」や「びくびくビリー」など、ナイーブな男の子の心理を描いたものが絵本には多く見られますが、これもそうですね。

息子は浜辺でマフラーをしているトミーを見て「熱中症になりそうだ」と言って笑っていました。

他の人が見てあきらかにおかしいということでも、当人にとっては大まじめで大変な問題なんですよね。

一つ一つは思い当たらなくても、ちょっとしことが不安というのは、うちの息子にも見られます。

オチが予想したものと違ってちょっと意外でした。