「ゆかいないす」 みんなの声

いすがいろんなかたちに変身してしまう、
なんとも不思議な絵本です。
どのページもおすすめなのですが、私はやっぱり
いすがいすにすわる、最後のページが大好きです♪
単純な線で描かれている絵本なので、小さなお子様も
読みやすいのでなと思います。
かわいらしい絵本ですよ♪

とても便利な椅子です。動物たちを座らせるのに、便利に形が変えられるのです。それも気持ちよく、「はい、どうぞ」と言ってくれるのですよ！動物たちも椅子もとても満足な顔をしてるのがいいです。
ページ毎に色彩も変わって捲るのが楽しみです。孫も一緒になって、
「はい、どうぞ」と楽しんでました。

黄色の四角安定感のある椅子。

『椅子！！』とすぐわかるのですわりたいなぁ・・・って楽しい気持ち
で見ているようです。

まずはかめさんがやってきて『いすさん、　ちょっと　すわらせて』
とお願いします。

椅子さんは『はい、どうぞ』とにこにこ顔。

はっきりした絵でわかりやすくてどの子も「座ってるね・・・」って
納得しているようです。


次はペンギンの親子がきました。

ここでびっくり！！

ぴったりになるように椅子が変身するのです。

どんな風に変身したと思いますか？

いろんな動物がくるんですけど・・・もちろんぴったり♪

ぴったりって安心しますよね。

「いすさん」は、どんな形の相手にもかたちを合わせ、「はい、どうぞ。」といって座らせてくれます。1歳だった息子が、「いすさん」の優しさを見習い、相手に譲ることや、親切にすることの幸せを初めて感じてくれた本です。

最後には、親切にし続けていた「いすさん」も疲れ、他の「いすさん」に座らせてもらうというオチが、「深いなぁ。」と感じさせてくれます。

ゆかいないすというのか不思議ないすというのか、座る人の身になって変身してくれるのです。

ペンギンの親子のためには階段になってくれます。きりんのためには、背もたれが長くなってくれます。次はどんないすになるのかな？とわくわくしました。ページをめくる楽しさがあります。

シンプルだけどかわいい絵に好感が持てました。

相手のことを思いやってくれるやさしいいすなのかもしれないと思いました。