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だむのおじさんたち」 みんなの声

だむのおじさんたち 作・絵:加古 里子
出版社:復刊ドットコム 復刊ドットコムの特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2007年11月
ISBN:9784835443492
評価スコア 4.56
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  • ダムの工事

    ダムの工事の様子です。
    山の測量から始まって、完成までの長い期間を描いていますね。
    この絵本では、常に工事現場の作業員にスポットを当てていたと思います。
    「らんぼうで、こわくてーやさしいです。」
    この文章だけでも、作業員みんなへの尊敬を感じました。

    投稿日:2014/03/28

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  • かこさとしさん

    レトロなイラストに惹かれ手に取ったら、なんとかこさとしさんの作品でした。
    こちらがかこさんのデビュー作とのこと。
    大自然の中で、人間がダムを作るためにたくましく働く様子を描いた科学絵本です。
    山に生きているツキノワグマや野ウサギ、フクロウなどの動物や植物も丁寧に描かれていて、さすがかこさとしさんだなと思います。
    工事現場で働く車両のイラストもかわいかったです。

    投稿日:2022/12/22

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  • 1967年刊行。当時のダムと、建築現場で働く人たちを描いた絵本。
    山奥にダムを建設する。調査、土木作業、休み時間の過ごし方、昼も夜も働く様子などが見られる。

    昭和の後期に、マンガやテレビアニメなどでダムに沈む村、という悲しい話に触れたのが強烈に心に残り、ずいぶん長いこと「ダム=悪者、環境破壊」という思い込みがあった。
    中年になってから、水の利用の歴史を知る機会があり、川やダムなどを開発することで、水資源や発電、防災、地域の商業などによい効果を与えてきたこともわかった。
    無事に過ごせることや、便利に生活できることがあたりまえ、という今の暮らしは、先人たちの努力の上に成り立っている。

    もののありがたみがわかるようになってきたのは、年をとってから、良かったと思うこと。
    普段の暮らしが平和で便利であることのありがたみがわかるようになってきたことも同様。

    この本は60年代の後半に出版されたもので、昭和のダム建築の様子が描かれているものだと思う。
    本書の中に詳しい説明などはなく、ただ、時系列にダムを造る様子が描かれている。
    自分では直接見たことがない風景だが、実に生き生きと描かれ、仕事に誇りをもって働いている様子や、家族を思う気持ち、つらい状況でもやり抜く決意などを感じ取ることができる。
    1人1人の性格や暮らしぶり、辿ってきた人生なども垣間見られるようで興味深い。一人一人の個性を尊重し、描き分けている作者の真心に感動する。
    建設の道具や機械が図鑑みたいになっていて名前がわかったり、建築の場面がいろいろな構図で見られて興味深い。
    作者は、たくさんの伝えたいことを、できるだけシンプルな形で表現したのだと思った。

    この絵本で一番ほっとしたのは、出てくる動物が1匹も傷つかないところだ。私たちの暮らしに必要なものを、自然に無理を言って作らせてもらって、使わせていただいているのだから、電気や水などは大事に使わなければならないと思った。
    あと、こういうものを作ってくれたおじさん、おばさんたちにも、感謝しなければならない。ありがとうございました。

    投稿日:2022/02/13

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  • 加古里子さんのデビュー絵本

     絵本作家加古里子(かこさとし)さんの経歴を初めて知った時は驚きました。
     東京大学工学部で学んだ後、昭和電工という会社で研究所勤務をしていたといいます。
     つまりは技術屋さん。
     そんな加古さんが絵本作家になったのは会社員になっても続けた社会活動からでしょうが、加古さんの才能を見出した編集者には頭が下がります。
     この絵本は加古さんが初めて作品となって出版されたものの復刻版です。
     最初に出版されたのは1959年。
     有名な黒部ダムが着工したのが1956年(完成は1963年)ですから、昭和30年代の資源は水力発電という時代だったのでしょう。

     そんな時代に加古さんはダムのお話を絵本にしました。
     動物や架空の生き物が主人公のお話ではありません。
     ここの出てくるのは、日焼けしたむさくるしいおじさんたちです。
     それでいて、この絵本を読み終わる頃にはこのおじさんたちが大好きになるでしょう。
     それは加古さんの視点にあります。
     加古さんはこの絵本の中で働く意味の尊さを描くだけでなく、寝転んだり食事をしたり、家族に手紙を書いたりするおじさんたちの当たり前の日常を愛情をもって描いています。
     加古さんが活動していた現場にはおそらく「だむのおじさんたち」のような真面目に働く人たちがたくさんいたのでしょう。

     そして、この絵本にはブルドーザーやダンプやコンクリートミキサーや働く自動車がたくさん登場します。
     これらは男の子たちの大好きなものです。
     加古さんは子どもたちの好きなものもよくわかっていたのでしょう。

    投稿日:2017/12/03

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  • 復刊されてよかった

    子どものころ、ダムをみるたび、どうやってできたんだろうと不思議に思っていました。そんな時に、この絵本にであって、読んだことを覚えています。みじかいお話だけれど、強く印象に残っていました。
    タイトルどおり、焦点は働く人達です。その過酷な労働や、思い思いに過ごす息抜きの様子などが、本当にいきいきと描かれています。
    今よんでも、ひきつけられます。
    復刊されて、また読めてよかったです。

    投稿日:2016/04/28

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  • 山奥に測量の人々がやって来て、ダムの建設が始まりました。
    動物たちも手伝っている絵が、ちょっとお笑いですが、作業員たちは一心になって建築を進めていきます。
    この様にして、日本は発展して来たのですね。
    懐かしさと味わいのある絵本です。

    投稿日:2015/08/05

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  • 相変わらず素晴らしい絵本です。かこ先生が様々な事に精通しているというのは何と無く知ってはいましたが、それがこの絵本で、ダムというものを通じて示されていると思います。作業員の方々への愛情も感じられる一冊です。

    投稿日:2014/10/29

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  • にんげんのちから

    大きな大きなダム。
    測量に始まり、大がかりな工事を経て、完成するまでを描いています。

    現代のテクノロジーを駆使した工事からすると、アナログな感じはしますが、飯場の様子が描かれていたり、よりリアルに“労働”というものが伝わってくる印象でした。
    「この絵の中に、自分のおじいちゃんやお父さんがいそう…」そんな感じです。

    ダムを考えだし、つくりあげた素晴らしい力、汗水たらして働くということが、とてもよく伝わってくるお話でした。

    投稿日:2014/08/11

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