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ヤクーバとライオン(1)勇気」 みんなの声

ヤクーバとライオン(1)勇気 作・絵:ティエリー・デデュー
訳:柳田邦男
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年03月
ISBN:9784062830126
評価スコア 4.78
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みんなの声 総数 22
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  • 究極の選択

    • きらきら虫さん
    • 40代
    • ママ
    • 茨城県
    • 女の子16歳、男の子13歳

    発行された年から毎年、6年生全クラスで読んでいます。

    最初は、表紙からして見慣れないアフリカ人の少年の絵、村の人たちがたくさん出るシーンなどでひそかな笑いがおきることもありました。

    これはもともとのクラスの雰囲気とか、その朝の様子によるので必ずではありません。

    今日読んだクラスは、最初から集中していました。

    笑いがおきたクラスでも、ヤクーバが狩りに出ると静かになります。

    ライオンの問いかけの部分は、身を乗り出して聞く子が出てきます。

    傷ついたライオンを仕留めて、村の英雄になるか。殺さないで、気高い心を持った人間として戻り、仲間外れになるか。

    こんな究極の選択は、日本の子どもたちには起こらないだろうけど、勇気を出さなくちゃならないことはありますよね。

    去年、読み聞かせを聞いたメンバーのお子さんが、家で「深いぃ〜話を聞いたよ」と報告があったと聞きました。

    何か心に残ればいいなあと思います。

    投稿日:2010/11/19

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    5
  • 本当の勇気

    大胆に描かれた野太い絵は、どちらかといえば劇画調。
    話も男性的な太さを感じる絵本です。
    勇者として認められるためには、ライオンを倒さなければならない。
    しかし、傷ついて倒れそうになっているライオンに追い打ちをかけて良いのか?
    絵のないページで語られる、ヤクーバへのライオンの心が印象的です。
    読み方を変えれば、少年ヤクーバの葛藤する心象風景でもあります。
    ヤクーバは弱ったライオンを殺さずに帰ります。
    ここに私は二つの意味を感じました。
    ライオンに立ち向かわなかった少年の優しさと、弱ったライオンを放置したところは少年の意志の消極さ。
    答えは次の巻に譲るとして、仲間からさげすまれ牛の番をするようになったヤクーバの姿を、勇気として受け入れるのには少し抵抗がありました。
    村はライオンに襲われることがなくなりましたが、少年の勇気を認めてくれるのは読者しかなさそうです。
    誰からも認められなくても、自分を通す強さ。
    この絵本からはそんなメッセージも伝わってきます。

    投稿日:2010/08/20

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    2
  • 問いかけてくる絵本

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    訳された柳田さんは、お子さんの死をきっかけに「絵本の持つ力」に気づかれたそうです。

    先日、竹中淑子先生の講演会で、「子どもが本当に本から心を動かされるのは、本の内容と自分の実体験が合った時」と話されていました。

    今の子どもたちは、TVやゲームで二次体験はしているけど、実体験が少なくなっています。
    ゲームでは戦いますが、自分が相手を本当に叩いたり、叩かれたりはあまりしておらず、いざそうなった時に加減ができません。

    この絵本は、何が本当の勇気なのかを問いかけてきます。
    中学年からお薦めです。
    大人と一緒に読んで、お互いに思いを話し合えたらいいと思います。
    続編の「信頼」も合わせて読んでもらいたいです。

    投稿日:2009/01/25

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    2
  • ヤクーバのような少年はいるだろうか?

    • さいきちさん
    • 40代
    • ママ
    • 青森県
    • 女の子14歳、女の子10歳、女の子8歳

    アフリカの奥地の小さな村。ライオンと戦い真の戦士になる日。日本でいうなら成人式にでもあたるのだろうか・・・。あまりにも違いすぎるけど・・・。そして、彼のような気高き心を持つ若者は、居るだろうか!?

    百獣の王ライオンと戦い、たくましい、勇気のある男であることを証明することは、至難のことであろう。だからやり遂げた若者は、村人にその行動を称えられ真の戦士として迎えられるのだろう。

    しかし、ヤクーバは違った。ライオンをしとめられず、村人には勇気のないものとされる。
    だが、それは気高き心、さらにはこれこそが正に真の勇者であるからこその証。

    だからこそ百獣の王ライオンも彼を認め、二度と村を襲うことをしなかったと思う。

    5年生に読み語りをしました。黒を基調とした、アフリカ人の描かれている絵に、初めはなにやら笑い声がありました。でも、ライオンとの緊迫した状況、ライオンの言葉のところになると、皆シーンと静まり返り集中してこちらを見て聴いていました。
    気高い心、本当の勇気など本が訴えていることを、何かを感じ取ってくれたらうれしいと思った日でした。

    投稿日:2010/03/14

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    1
  • 5年生の読み聞かせで

    アフリカの村で1人前として認められる為に、少年ヤクーバは狩りに出かけます。
    そこで、出会ったのは、瀕死のライオン。
    狩ってアフリカの村で1人前として認めてもらうか、ライオンの命を救って、勇気のない男として仲間外れとなるか。
    真の勇気とは何なのかを問うお話です。
    5年生の読み聞かせの時間にこの絵本を読みました。
    いつもはあまり興味を示さないか、もしくはチャチャをいれる男の子も、真剣な眼差しで聞いてくれました。
    力のある絵本は、ただ淡々と読むだけでも、子どもたちの心に響くのだなと思います。

    投稿日:2021/05/25

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  • アフリカの奥地の村では少年がある年齢になると ライオンを槍で倒すと 一人前の兵士になれる

    ヤクーバという少年が ライオンと立ち向かうのです

    迫力のある ライオン   立ち向かおうとするヤクーバの必死な顔

    ライオンは傷ついたからだだった 
    ヤクーバに 二つの選択を迫ったのです

    ヤクーバが選んだのは ライオンを助けるのです

    この選択を迫られたら どうするでしょう?  

    難しい選択ですね

    深いお話でした

    投稿日:2019/09/06

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  • 素晴らしいお話

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子4歳

    よく本でお薦めされていたので図書館で借りて読みました。

    陰のある絵が少し怖いのですが、
    思ったより文章も長くなく、
    ストーリーも面白くて、
    また忘れた頃に読みたくなるような
    深く考えさせられる素晴らしいお話でした。

    殺す勇気よりも、殺さず、自分の不名誉になる勇気の方が
    難しく、厳しいですが、自分の誇りは守ることができたと思いますし、
    生き方がかっこいいです。

    投稿日:2019/08/22

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  • 絵の迫力がすごい

    レビューで高評価なので読んでみました。
    所要時間:5〜6分

    オールページ白黒の絵本ですが、はっきりとした絵で遠目にもよくわかります。
    真の勇気とは何か、考えさせられる絵本でした。
    文字数は少なくて短時間で読めるけど、低学年には難しい内容で、高学年向けの絵本だなと思いました。
    2巻も出ていて両方読んで完結です。
    私は1巻の内容の方が好きでした。

    投稿日:2019/06/23

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    0
  • どのお話を読んでもその時に自分が置かれている立場で感じ方が変わってくるものだと私は思っています。

    この本を読んで、
    そうだ!そうありたい!と思うときと、
    私には無理だ…と自分の弱さを思うときもある。

    ただこの絵本はいつも
    「あなたにとって勇気とは?」
    と問いかけてくる。

    先日、小学校で読み聴かせをした時に、ある子どもから「優しい!」と声が聴こえた。
    彼女にとって今、勇気とは優しさなんだなぁと感じ、私の心まで温かくなりました。

    ちなみに今の私にとっての勇気は、

    「他人がどう思うかではなく、自分がどう思うかを大切にする事。」

    今の私にはこれが結構勇気のいることなのだ。

    さて、あなたにとっての勇気とは?

    投稿日:2018/09/14

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  • ズシンとくるテーマです。

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子6歳

    とても有名な絵本のようで、小6になる息子も小学校で読んだことがあるそうです。
    ずっと読みたい読みたいと思っていて、やっと小1になる娘と読みました。

    なるほど、絵本だけれど高学年へおすすめとなっているだけある。
    決して派手な物語、絵ではありませんが
    話の中身がとってもズシンと来ます。

    名誉を取るか、誠実をとるか。

    これは、小学校低学年には難しいだろうなー。

    訳者の柳田さんはフランスでこの絵本に出逢い、
    衝撃を受けて日本語への訳を決心なさったそうです。

    ヤクーバの下した決断には心からの拍手を送りたいですが、
    いざ自分がその場に立ったとき、
    同じような決断をできるか、恥ずかしながら自信がありません。

    が、日常生活の中で似たような決断を迫られることは
    きっとたくさんあると思います。
    そのような時にヤクーバを思い出して、人として恥ずかしくない行動をとれる親でありたいし、子供にもそのような人間に成長してほしいと
    心から思った一冊です。

    投稿日:2018/04/04

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