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むこう岸には」 みんなの声

むこう岸には 作:マルタ・カラスコ
訳:宇野 和美
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2009年05月
ISBN:9784593505081
評価スコア 4.69
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みんなの声 総数 15
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  • ワンピース

    • なびころさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳0ヶ月

    表紙の主人公の着ている白色のワンピースとエメラルドグリーンの川の水の色がとても美しかったのでこの絵本を選びました。女の子の持つ夢に涙が出ました。子供の心の清らかさをとても上手に描いているのに感動しました。人の心は束縛できない事や、自由という権利は誰にも平等に与えられている事も教えてくれた絵本でした。是非、原書を読んでみたくなりました。美しい言葉で紡がれた極上の絵本でした。

    投稿日:2009/06/08

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  • 子どもから学べ 

    ひるもよるも、小石のつぶやきがコプコプときこえる川。
    こんなはじまりです

    コプコプという表現がおもしろいなあ〜
    パステルカラーの川が優しい
    はたらきながら、かあさんがうたい、うたごえが川の音とかさなる
    とても平和な風景  でも・・・川の向こうを見てもダメ 行ってもダメとお父さんもお母さんも言うのです・・・・
    なぜ? こんなことをいうのかなあ?
    「向こう岸の人は 変なものを食べ かみもとかさず 私たちと違っている」

    なぜ?こんなことをいうのかなあ〜?(大人達は)

    でも・・・ 女の子は向こう岸から男の子が手を振ってくれ 舟に乗って向こう岸へ行ったのです
    そこで出会った人たち(男の子家族) 温かい人たちがいたのです

    お父さんとおなじ猟師 お婆ちゃんはショールを編んでいて自分のお婆ちゃんと同じよう
    男の子と女の子は友達になり 川に橋を架けたのです
    そして 川向こうの人と交流しあえたのです
    異文化の人たちと交流する事の意味を 子どもたちから学びましたね

    投稿日:2014/08/30

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  • 偏見はいつも大人にあるのかも

    難民キャンプに絵本を贈るプロジェクトで届いた1冊です。
    1年生の息子にも読み聞かせしました。
    が、これはぜひ大人に読んで頂きたい1冊だと思いました。

    川の向こうに行ってはいけない。
    自分たちとは違う人たちだからね・・・

    親は女の子にそう言い聞かせていましたが
    息子はポツリと「どこが違うの?何が違うの?」と。
    そうなんですよね〜
    子供にとっては同じ人間なんですよ!
    肌の色とか髪型とか言葉とかじゃないんですよね。

    始め息子の言葉を聞いたとき息子の観察力がないのかと
    一瞬思いましたが、そうじゃないんだ!とはっとしました。

    友達になったのはみんなには内緒。

    なんだか複雑な心境です。
    本当は向こう岸に初めて行ったのだから色々報告したいことが
    山ほどあるはずなのに。。。
    いつも壁や偏見を作るのは大人なんだろうなーと思ってしまいました。

    投稿日:2014/08/19

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  • 子どもの命に壁はない

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    川を隔てた対岸には異文化の人たちが暮らしている
    大人は交流を拒みます
    でも子どもの命には全く壁がないのです
    もしあるとしたら、地位さんころから大人に言い続けられて、そう思い込んでしまうこと・・・
    それが間違った教育なのでしょう

    私たちの住んでいる地球は多くの民族が存在します
    外交というのは戦略ではなく、相手を知ることから始まるのだということを、人間は産まれたときから知っているんです
    だって子どもがそうですもん
    かつてアメリカに嫁いだ友人が子どもを連れて里帰り
    うちの子供たちと公園へ行きましたが、言葉が通じなくても、いつの間にか一緒に遊んでいましたよ・・・・

    こんなようなことらしい・・・
    ただそれだけで、構わないんです
    そういう意味でこの絵本は、お勧めです

    投稿日:2011/07/29

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  • マルタ・カラスコ

    どんな人が画いたのか気になった絵本でした。色彩のエメラルドグリーンもさることながら、川の流れにとても魅力を感じました。エメラルドグリーンで五色沼を訪れた頃の思い出にふけって今の平和な自分の生活に感謝、感謝です。幼い頃に活発な少女だった作者に、10歳の頃に小児まひにかかりしばらく寝たきりの生活を送ってもいろいろと楽しい空想をして過ごすことが多かったそうですが、結婚して女の子をもうけたマルタ・カラシコのことがとても知りたくなりました。川のむこう岸には作者の純な気持ちがいっぱい伝わってきました。純な気持ちを持ち続けて意欲的に何事にも挑戦した作者に勇気と感動をもらいました。

    投稿日:2011/05/03

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  • 心の橋をかけよう。

    一つの川を隔てて、女の子と男の子がそれぞれ住んでいます。
    女の子は家族や周囲の人たちから
    「あっちの人たちは、わたしたちとちがっているんだよ。」
    と日々聞かされて育ちました。

    そんなある日、むこう岸で男の子が手をふってきました。
    あくる日、岸辺には手漕ぎボートが届いていました。
    女の子が大きな一歩を踏み出したその先には
    焼きたてパンのいい香りが…
    むこう岸には女の子と変わらない生活がありました。

    外観は違っていても、とってもよく似ている二人。
    「私たちの夢は大人になったらこの川に橋を架けること。」
    橋は人びとを運び、心の橋もかけてくれると願いたいです。

    色使いがとっても鮮やかな絵本です。
    沖縄のさんご礁の海の色を連想しました。
    川がサンドアートのように魅力的に描かれています。
    一見地味な絵本かもしれませんが
    しみじみと考えさせられるお話です。

    投稿日:2010/06/01

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  • 異文化を理解する

    平和について考えるということは、絵本にとって大きなテーマであると思います。
    そういう意味では多くの本を読んできたように思います。
    平和ということを考えるとしたら、この本は戦争が出てくるわけではなく割と地味な絵本かも知れません。
    ただ、川をはさんだ異文化を理解するということは、間違いなく国際協調を考えさせるという大きなテーマだと思います。
    大人は向こう岸に世界を否定しています。それを子供に押しつけます。
    この絵本を見る限り単に偏見だけのように思えるのですが、これが大人社会かもしれません。
    グラシエラとニコラス。ごく普通の子どもたちが二つの村の間に流れる川を乗り越えました。
    見てみると、拍子抜けするほどごく普通の生活。おなじ人間なのだと当たり前に感じることがとても大きなことだと感じます。
    川を行き来できる橋を造りたい。
    こんな子供の夢に未来を託したいと思います。

    投稿日:2009/12/24

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  • ラストから3ページ前のイラストが好き

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    チリの作家の絵本なんて、もしかしたら初めて読みました。
    とても繊細で、素敵なイラストでした。
    いわゆるインディオ系の原住民らしい女の子と、
    大きな川のむかこう側に住んでいる、移民してきたらし白色人種の男の子とが、
    あることをきっかけに友達になり、
    いつか、その真ん中に流れている大きな川に橋をかけたい。
    というしんしんと胸にくるような素敵なお話でした。

    最近たまたまお話会で、似たような(中国だったかな〜?の)昔話を聞いたところだったので、なんだか縁があるなぁと、思いました。

    細かい事情や設定は一切描かれていませんが、そのそっけなさが、かえって想像力をかきたてられた気がします。
    特に後ろから3ページ前のイラストが私は好きです。
    川の両岸で、お互いに橋を作るためのブロックを置いているところ!
    ちょっぴり、大人っぽいエッセンスが入っている気がするので、読んであげるなら高学年くらいがいいかもしれません。

    投稿日:2009/08/26

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  • この川に橋を

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子15歳、男の子13歳

    チリのイラストレーターによる作品。
    川辺に住んでいる「わたし」は両親からむこう岸に入ってはいけないと
    諭されています。
    自分達と違う人たちが住んでいるから。
    でもある日、むこう岸の男の子が手を振っていて、二人は交流始めるのです。
    「わたし」が好奇心もあって、むこう岸に渡るシーンは、
    こちらまでドキドキします。
    確かに肌の色も、風俗も違うようですが、
    「わたしたちはちがってる。だけど、とってもよくにている。」
    の文章が印象的です。
    だからこそ、「わたし」の夢は、この川に橋をかけることなのです。
    偏見のない少女の心が感じたことが、純真で素敵です。
    平和を願う絵本に分類されているのも納得です。
    中南米は侵略の歴史を持つので、そのあたりも考えると複雑ですが、
    素朴に平和への想いを抱く少女の姿が嬉しかったです。
    原書はもちろん、スペイン語。
    原書の言葉の響きも読んでみたいです。

    投稿日:2009/07/16

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  • 本当の平和

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    人は誰でも平和な暮らしを望むもの。
    それを脅かせる者に対して、過剰に反応する大人の気持ちは分からないでもないです。
    でも、相手を知ろうともしないで身構えることはどうでしょう?
    そんな固くなった大人の心を解いてくれるのは、やはり子どもなんでしょうね。

    子どもたちの友好的な姿に、大人たちは本当の平和を感じることができるのかもしれません。
    このお話は国と国との隔たりを表している作品ですが、私たちの身近にも川はいたるところに流れていると思います。
    心にある川をなくしていくことで、平和に近づくことができたら、とても素敵なことだと思いました。

    投稿日:2009/06/18

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