新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ちいさな へいたい」 みんなの声

ちいさな へいたい 作・絵:パウル・ヴェルレプト
訳:野坂 悦子
出版社:朔北社
税込価格:\1,320
発行日:2009年08月
ISBN:9784860850807
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,687
みんなの声 総数 13
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  • 戦争のむなしさ

    子どもが戦時に兵士として借り出され
    なんとか生き延びて、ようやく戦争が終わっても、
    トラウマを残しながら、余生を生き続ける・・

    戦争が終わることはもちろんホッとすることだろうけれど
    こんな子供を出さないために
    戦争そのものを起こしてはいけないと強く思いました。

    自分の子供にこんな生き方をしてほしくはないけれど
    自国に無理やり攻め込まれたら、どうしたらいいんでしょうね・・。
    無抵抗にやられたら
    生き延びることさえできなくなる・・・。

    最近、いろいろ考えます・・・。

    投稿日:2016/07/20

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  • やりきれない

    何ともやりきれない気持ちになる絵本でした。
    戦争へ行かなければいけなかったこの少年は一体いくつなんだろう。
    わけもわからないうちに兵隊になり、目の前で沢山の人が死ぬ。
    戦争が終わり、勝ったと喜んでいる人はいるけれど、家を失い、友達も失い。。
    そして、こんなことを書いている時にもどこかの国では無意味な争いが行われている。
    短い文章ながら、とても考えさせられます。

    投稿日:2021/02/25

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  • 小学2年の息子と

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子6歳

    戦争のことを話すタイミングをずっと考えていました。
    長男が小学2年になったこの夏に
    初めて戦争のことについてきちんと説明をし、
    一緒に本やテレビを見ました。

    そんなタイミングでこの絵本に出会いました。
    戦争に行って戦ったへいたいさんのお話です。
    生きて帰れたけれど、
    頭から離れない悲惨だったこと、
    なくなった多くの仲間・・・でも生きていかなければいけない現実・・・
    多くを語っていないだけに考えさせることが多くある絵本です。

    投稿日:2015/09/10

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  • 戦争の無意味さ。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子1歳

    戦争が起こる事によって、得られる物よりも失う物の方が圧倒的に多い。喜ぶ人よりも悲しむ人の方が圧倒的に多い。そんな当たり前の事に気付いたら誰も戦争なんてしようとは思わなくなると思うんだけどな〜。タイトルに「小さな」ってついてるのは微力さを表してるのかな…?

    投稿日:2015/04/08

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  • 戦争のむなしさ

    戦争の勝者の、心の葛藤を描いています。
    戦争中にさまざまな恐ろしい場面に立会い、友人をなくし、家をなくした小さな兵隊。
    戦争に勝つことはできたけれど、心にわだかまりが残ったまま。
    戦争が終わったのに、安心して眠れない。あれはなんだったのかと考える。
    戦争は、犠牲者しか生み出しません。
    戦争に勝者なんていないんだと感じさせられる絵本でした。

    投稿日:2013/08/26

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  • ちょっと難しかった・・・

    表紙に惹かれて3歳の息子が図書館から借りてきました。

    絵もシンプルだし、文章も簡単なのですが、
    内容はとっても難しい。

    戦争にいったい何の意味があるのか。


    戦争に勝ってみんな喜んだけど、
    たくさんの人が死んだ。
    戦争っていったい、なんなんだろう。

    「戦争」って何かをまだよくわかってないような息子には、
    ちょっと難しかったと思います。

    投稿日:2010/09/04

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  • あれはなんだったのか

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    表紙の男の子が考えます。
    「あれはなんだったのか。」
    ある日戦争が始まり、理由もわからないうちに戦争に出発し、
    様々な経験をし、帰宅します。
    おそらく、戦争ごっこの好きな男の子だったのでしょう。
    最後までお供するぬいぐるみが、人間的な男の子を象徴するようで印象的です。
    おそらく、ゲームのような感覚の戦争だったのではないかと思います。
    でも、直面したのは、ゲームには描かれない、戦争の負の側面。
    理由もわからずに暴走するのが戦争ということが、
    淡々とした展開から感じ取ることができます。
    戦争という究極の中にあっても、ぬいぐるみに象徴される人間性を持ち続けた男の子だからこそ、
    「あれはなんだったのか。」という言葉だったのではないでしょうか。
    戦争とは何か、そっと語ってくれる作品だと思います。

    投稿日:2010/08/05

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  • 作者の パウル氏も第二次世界大戦後の 生まれですね
    私も 戦争は知りません・・・・ 
    私の 父は戦争に行きました、近所の88才の方も海軍に専属されたとか いろいろと話を聞いたり 又 広島・長崎の原爆投下 沖縄の戦争の様子など聞いたり映画で見たり 話を聞いて、戦争はすごく 悲惨だとおもいます。

    たくさんの人が死んでいった事を聞いていたので この絵本は どきっとしました。

    絵の中では ちいさなへいたいが 知らない間にせんそうになり 戦場に向かったと有りますが・・・実際に自分の目の前で戦友が死んだのを目の前にしたら どんな気持ちでしょう?

    私たち戦後の生まれのものは 想像するしか有りませんが 恐ろしいだろうな〜と思います

    戦争を体験した人は 今、高齢になられています。 それでも戦争の悲惨さを私たちに 語ってくださるかたがいます。 私たちは 耳を傾けて、戦争を起こさないようにしなければと深く、 思います。

    作者が 伝えたい事がよく分かる絵本でした。

    戦争が終わって 家族が出迎えてくれたときの喜び!
    そして 死んでいった 人の悲しみが 対比されていて 
    心の傷を今もなお背負っているのが 分かりました。

    人は 生まれて 死んでいくまで 平和に暮らしたいと望んでいます!
    戦争は 今も、起こっています 悲しいことですね・・・・・

    子供たちにも 伝えたい絵本です。

    投稿日:2010/06/01

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  • 幼い子どもにも擦り込むように伝えて…

     コミカルなお話しかと読んでみたら、あにはからんや、「戦争」について、とても簡潔に淡々とした文体で、反対を訴える作品でした。

     タイトルの“ちいさい”は、人はちっぽけな存在だから戦争が起きれば、なおさらそのちっぽけさが粗末にされ、時の中流れていく事を描いています。
     市井の人々のそれぞれに必ず悲劇をもたらす事。
     戦争に勝った側の人々にも、幸せどころか悲しみや苦しみをもたらすものであること。

     何よりも衝撃的だったのが、
     〈どうして そうなったのか わからない…〉
     で、戦争へと主人公がかりたてられていくページです。

     ちっぽけな存在の兵士の集団は、何故に、何に鉄砲を向けるのかも解らず戦っていた。
     そして死んでいったことが述べられていました。

     たくさんの人生が、変えられまた消えてしまうのが戦争であることを確認できます。

     戦争だけは、実体験などあってはならないことです。 
     故に、この絵本を通し、幼い子どもにも擦り込むように伝えていきたいものです。

     4・5歳頃から中学年くらいのお子さんに適当な「反戦絵本」ではないでしょうか。

    投稿日:2010/04/06

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  • 戦争を考える

    小さな子どもが戦争に出かける。少し衝撃的なテーマのようですが、話は非常にシンプル。絵もシンプル。戦争の怖さ、悲惨さなどは強調されていません。
    高学年には少し物足りないかも知れません。
    しかし、戦争って何なのか本質を明快に表現しているので、この絵本を基にいろいろと考える材料を与えてくれています。
    自分達が勝ったとしても多くの犠牲が出るのだと言うこと。
    どれだけ悲惨か、怖いかは人によって違うかも知れない。怖さに直面しない人もいるかも知れない。
    戦争に正当な意味づけをする人もいるかも知れない。
    だけど、戦争はこんなことなんだ。
    この絵本は簡潔にして絶妙です。

    投稿日:2010/01/31

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