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戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ 作者レイ夫妻の長い旅」 みんなの声

戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ 作者レイ夫妻の長い旅 作:ルイーズ・ボーデン
絵:アラン・ドラモンド
訳:福本 友美子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,750
発行日:2006年07月
ISBN:9784001108873
評価スコア 4.5
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  • 絵本作家の冒険:人生編

    「おさるのジョージ」で有名なレイ夫妻の、生い立ち〜人生の終わりまでを、絵本の形で紹介したドキュメント作品。
    第二次世界大戦をはさみ、ドイツ生まれの二人は、様々な場所を転々とし、子どものための本を作り続けます。ナチスドイツから攻撃を受けていた当時のフランスから、間一髪で逃げ延びたり、二人の人生自体が大冒険でした。

    特に戦争中の様子を、丁寧に描いた文章と明るいタッチの絵は、わかりやすいが深く心に残ります。、ジョージの絵本のように親しみやすい絵で表現されているから見ていられますが、戦争はもっと残酷な場面もたくさんあったはずです。その辺を想像しながら、夫婦の画家としての軌跡を追いかけ、読者も一緒に戦争をくぐりぬける体験ができる作品です。

    読解力と、第二次世界大戦についての簡単な歴史背景の知識があれば、誰でも読んでみて欲しい作品です。適宜にルビもついています。子どもよりも、むしろ大人の方が読むと、より深くひびくものがあるはず。

    愉快な作品の裏側には、決して愉快ではない部分がありました。こんな大変な経験をしつつも、明るさを失わなかった二人の偉大な作家に、改めて敬意を表します。

    投稿日:2019/03/23

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  • おさるのジョージができるまで

    9歳長女のリクエストで借りてきました。「おさるのジョージ」を世に出した夫婦のお話です。

    私自身昔の世界の歴史もわからない人間なので、読むのに結構な時間がかかってしまいました。長女にも難しかったようです。でも、ずっと夫婦で絵本作家をめざし頑張り、歴史的に大変な中頑張ったことは伝わったようです。

    これから「おさるのジョージ」を詠んだり、観たりするときに、また違った思い出読んだり見たりできそうです。

    投稿日:2017/10/14

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  • おさるのジョージの作者夫妻の物語

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    おさるのジョージの作者夫妻の物語です。
    「おさるのジョージ」シリーズは3歳の娘が大好きですが、この本は小学生中学年以上くらいからかな?幼児では難しいと思います。
    最初はハンスという名前に馴染みがなく、「ん?」と思いましたが、後にH.A.レイという表記にしたのには読者を思ってのことだったんですね。
    作者たちのこと、時代時代のことがわかりました。
    やはり作者たちは動物が大好きなんですね。

    投稿日:2015/03/06

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  • ジョージ誕生の背景は・・・

    私が小さいころから有名だった「ひとまねこざる」シリーズ。
    息子ももちろんジョージが大好きで、図書館のジョージシリーズは全巻読みつくしたほどです。
    なので、この本を見つけたときにすぐに手に取りました。

    この本では、レイ夫妻の人生が描かれています。
    どのようにして夫妻が知り合い、絵本を書くようになり、あのジョージが誕生したのか・・・。
    おりしも戦争の真っ最中、ユダヤ人だった彼らは欧州にいたんですね。どれだけ大変だったことか・・・。
    いくつもの幸運が重なって、無事アメリカ大陸にわたることができた夫妻。今我々が楽しくジョージの物語を読むことができるのには、こんなにもいろいろなことが背景にあったのですね。

    出版社とのやりとりが実際の手紙で紹介されていたり、几帳面だったレイ氏の手帳の中身が公開されていたりと、ドキュメンタリーとしても非常に真に迫る内容でした。

    絵本の体裁ですが内容はかなり難しいです。
    ジョージを読んで育った大人が楽しむ本、という気がします。

    投稿日:2010/12/02

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  • おさるのジョージ誕生の裏に

    私のブログでドイツの絵本について書いた時にコメントしてくださる方がいて読んでみたいと思っていた本です。

    「ひとまねこざる」「おさるのジョージ」は、ずっとアメリカの絵本という印象でした。

    明るい雰囲気で生き生きと動くジョージ、子どもの頃にジョージの魅力に魅了された子どもたちは多いと思います。

    レイ夫婦は、ユダヤ人でした。第二次世界大戦の中、二人が抱えた苦労や苦悩はこれだけでも想像がつきます。

    ドイツにいたこともある二人が仕事を通してブラジルで知り合ったというエピソードにはとても運命的な結びつきを感じました。

    激動の時代を抜けて、今私たちが手にすることができる「ひとまねこざる」シリーズ。

    改めて平和な世の中に住む幸せとありがたさを感じます。

    ただ、自分だけが幸せというだけでなく、そうでない国に住む人たちへの気持ちは決して忘れてはいけないものでしょう。

    絵本の体裁なので、高学年ぐらいから読めると思います。

    言葉にするのは難しいのですが、とても感銘を受けました。

    絵本作家や児童書の作家については資料が少なくて生い立ちなども知ることができないのですが、こうした形で読めてよかったと思いました。

    投稿日:2010/01/28

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