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ぶたにく」 みんなの声

ぶたにく 写真:大西 暢夫
出版社:幻冬舎
税込価格:\1,760
発行日:2010年01月
ISBN:9784344977204
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,525
みんなの声 総数 11
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  • これはいい!

    写真絵本です。
    豚が生まれて、豚肉になるまでの
    ドキュメンタリー。
    鹿児島県の養豚場で豚を撮影していて、
    すごくリアルです。
    確かに、豚肉は、安くておいしくて
    食卓には欠かせない。
    でも、いのちをいただいているということを
    スーパーのパックで買うときは
    忘れているのも事実です。
    子豚たちのかわいい様子に
    胸がしめつけられて、切ない気持ちになりますが、
    人間は他のいのちをいただいて生きている存在。
    そのことを子どもたちに伝えるためには
    この絵本はとても有意義だと思います。
    障害者の方々がかかわっているこの
    養豚場のこともとても勉強になりました。
    ぜひ大人にも子どもにも読んで欲しい一冊です。

    投稿日:2010/03/12

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    2
  • かわいい、けど、おいしい

    • もともともとさん
    • 30代
    • パパ
    • 鹿児島県
    • 女の子11歳、女の子9歳、女の子7歳

    うまれてくるいのち、その命をはぐくむために、人々は愛情をたっぷり注ぐ。舞台となる鹿児島の豚舎では、近くの学校等から残飯を集めて、それを豚に食べさせている。人が残したものを、リサイクルしている、といえば聞こえはいいが、飽食の国の実像がそこにある。
    そこの豚舎では10ヶ月経つと、この前まで子豚だったぶたが、「ドナドナ」の、メロディにのって出荷されていく。
    と殺場のシーンは、思わず目を覆ってしまうかも。(小さいお子さんの場合は、とばしてもいいかも)
    そして、おいしそうな肉になっていく、が、この写真絵本はここでは終わらない。
    また、次の出産が始まる、いのちが循環しているのだ。
    絵本のおびに、「かわいいけど、おいしい」というフレーズ。
    いのちをいただく、ということに触れることのできる一冊です。

    投稿日:2010/03/30

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    1
  • 2010年刊行。鹿児島県の知的障害者の福祉施設で行われている畜産(ブタの飼育)を取材した写真絵本。黒豚の出産、成長、屠畜、加工、種付け、出産…その一連の流れを見つめる。巻末には施設でブタを飼育することになったいきさつなどを紹介。

    動物が大好きな人にとっては、つらい現実を見ることになる一冊。
    お店で並んでいる肉が、どういう風に作られるのか?を考えたことがあるだろうか。動物を育てて、殺して、加工する一連の流れを知ることで、自分たちが食べる肉や、肉を提供してくれる動物、育てたり加工したりする人たちなどのことを考える。
    豚を出荷する(=殺す)ために、連れていく仕事が一番つらい、と語った人。「のこさず食べてくれることが、豚たちへの一番の供養だと思っています」と語った人。動物が大好きで、職員よりも豚のことをよく知るようになった障害のある人。
    この本には、いろんな人の、いろんな思いが詰まっている。

    生きている動物を殺して食べている現実を直視することで、命を大事にすることを真剣に考えることになった。
    豚肉はおいしいのでファンも大勢いるし、畜産業で生計を立てている人も大勢いるけど、私は、豚は死んでいる肉よりも、生きていて走り回っているほうが好きだ。豚に限らず、動物はみんな生きていて、元気で幸せで暮らせているほうがいいと思っている。

    人間も幸せで、動物も幸せで、地球も幸せで、宇宙も幸せになるようになるためには、どういうふうにしたらよいだろうか?

    投稿日:2022/01/19

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  • 命は続いていく

    出産シーンから始まり、豚の新しい命が誕生します。
    愛らしい瞳、ころころして可愛らしい。
    成長していく様子がまた可愛らしい。
    けれど10ヶ月ほどでその命を追える。
    人間が食べるために・・・
    そこからは衝撃的な写真が続くので、子供には見せられない・・・と思う場合もあるかもしれません。

    ただこの本で本当に考えさせられるのは、人間の為に命を落とす動物がいるのだということと、人間が平気で残す残飯の多さです。
    人間が出した残飯を豚達がエサとして食べ、その豚を人間が食べて、また残す・・・
    その循環でいいのか。

    命の尊さを考えると共に、そのことにも考えさせられる内容でした。

    投稿日:2022/01/07

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  • すごい… 衝撃の絵本でした

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子8歳、女の子7歳

    すごいな…。すごいな…。。1冊読み終わるまでに、何度もこの言葉がでてきました。
    食卓に並ぶ豚肉の、子ブタが生まれたところから豚肉になるまで、順に紹介されています。というより、ぶたの一生をおっているという感じ。誰をせめるわけでもなく、毎日たくさん豚肉になっていくぶたと、定期的に子を産むブタが愛情をもって表現されています。
    残飯の行く末とか、とにかくいろんなところに驚き勉強になりました。食育の一環として、親子で読んでほしい一冊です。

    投稿日:2020/01/04

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  • 平気でごはんを残す三男に読んでみました

    • ほんもふさん
    • 30代
    • ママ
    • 岐阜県
    • 男の子8歳、男の子6歳、男の子3歳

    養豚場に行く機会などないので、どのようにして豚が肉になるのか、
    子供(3〜8歳の男の子三人)への説明のために借りてきました。

    豚がどのようにして育って、どれくらいでお肉になってしまうのか?
    それを写真多めで経過をみていけます。

    豚がとってもかわいく写してあるものがおおいのですが
    うーん。。。うちの子の理解力が低いのか、数字を文字、声でかたられても
    子供には想像ができないみたいで、伝わり辛かったというのが本音です。
    時間の経過も子供たちにはよくわかっていないようでした。
    (豚がどれくらいで大きくなるかなどが書いてある)

    急にお肉になったので、子供たちも混乱しました。これから命を絶たれるような感じがしなかったので、あれ?いきなりお肉に?というかんじです。
    (お肉はつるされた状態のもの)

    写真を見ながら結構な補足が必要でした。
    もうちょっと子供にわかりやすいとありがたいです。

    でも、勉強にはなるので、読んでおいて損はないとおもいます。
    ただ、繊細な子などは親が一回目を通してから読むか読まないか判断するのが望ましいとおもいます。

    そして感想タイトルの平気でごはんを残す三男に読み聞かせた結果ですが、あまり変わりませんでした。もうちょっと大きくなってからもう一回読み聞かせてあげようとおもいます。

    投稿日:2018/05/26

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  • 命をいただく ということ

    「ここで土になる」
    「おばあちゃんは木になった」
    の次に読んだ大西さんの作品がこれです

    予想通りの展開

    そうなんです
    いつも口にしているお料理
    美味しいと言っていただいている肉は
    パックに入れてあるから
    調理出来るのであって

    最初から、豚なり、鶏なり、牛なり
    出来ますか?
    やりなさいーと言われても
    とんでもない!!と、お手上げ状態です

    私が小さい頃は
    スーパーは遠く
    近所の「八百屋」「肉」「魚」「豆腐」それぞれ専門店や
    なんでもあり〜の雑貨屋さんとかに
    お使いに行かされました

    その頃、「細切れ200g」とか言って
    肉屋の顔馴染みのおばさんが「お使いえらいねぇ」とか言って
    ガラス越しに肉を切り分けていたのを覚えています
    その風景さえ、当たり前ーと思って育っているものです

    でも、ある時ふと、「肉を食べる」ということは
    その動物が死んでいるということーに気付かされ
    「かわいそう」で食べれない・・・みたいなことを言った記憶があります

    その時に、父母にどう言われたのか
    覚えてはいないのですが
    その後、いろんな人から話を聞いたり
    いろんな本を読んだりして
    「いただきます」→「命をいただきます」に気付かされたり
    してきたのだと思います

    この作品では、知的障害施設にも着目しています
    あとがきの施設長さんの文章も
    素敵です

    衝撃的な現実を写真で見ることになります
    数にも、びっくりしてしまいます
    こんなことを知らなかったのかーと

    でも、また繰り返される
    ぶたさんに対しての変な感情移入ではなく
    「俯瞰」してみている感じが
    素敵だと思います

    大西さん作品は、最後の余韻がまた
    なんともいえません
    写真撮影の切り取り方というか
    たくさんある写真からの選択にも長けてらっしゃるのでしょうが
    本を閉じた後に、これですか!?
    みたいな

    小学高学年だけでなく
    中学・高校生でも
    大人の皆様にも
    読んで、感じていただきたいです

    投稿日:2016/05/27

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  • 養豚の一生

    このお話は養豚がどうやって生まれて、どうやって育ってお肉に加工されるかを写真で紹介したお話でした。うちの子はぶたの皮がはがされて、首が切り落とされて、ただの肉の塊になってぶら下がっているのを見てちょっとしたショックを受けていました。この絵本はリアルなので、でも、こういった感じの絵本だから子供にもダイレクトに響くのかもしれないです。

    投稿日:2014/11/11

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  • 複雑な思いで読みました

    表紙に可愛いコブタの写真。
    「ぶた」という題字から離されて「にく」の文字。
    かなり思い複雑な写真絵本です。
    コブタは本当に可愛く、愛嬌があるのですが、一年生きられないままに「にく」になるのですね。
    「ぶた」から「にく」に変わるところが、とてもつらい空白です。
    でも、人間はそれで生きているんだよな。
    情感に揺さぶられて見ていたら、最後でこの写真の舞台となった養豚場が知的障害者の福祉施設として経営されていることを知り、いっそう複雑な思いになりました。
    コブタの命と食材としてのブタを、どのように受け止めているのだろう。
    私が地裁頃、叔父が養豚場を経営していました。
    なんとも言えない思いと、豚小屋の臭いを思い出しました。
    でも、きっとこのような絵本で真実を知ること、事実を受け止めることが子どもにとって必要なのだと思います。

    投稿日:2014/07/24

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  • 食べるということ

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、男の子8歳

    表紙写真のこぶたちゃん、なんとも愛嬌があってかわいい。
    しかし、題名はぶたにく…。

    生命の尊さ、生きることの意味、
    人間は動植物の命をいただいて生き長らえているという現実。
    この絵本は、ぶたの存在を通して、
    私たちにメッセージを発信している。


    ぶたは、人間に生かされて、食べられている。
    生まれてくること自体が人間にとってありがたいこと。
    複雑な心境になりました。

    こぶたはかわいい、けれど、私たちはそれを食べている。
    その命をいただくことに改めて感謝しました。

    震災前に借りて読んでいましたが、
    震災に遇い、この絵本の内容に改めて感じ入りました。
    生きていることの喜びを実感しています。

    子供達はどんな思いでこの絵本を眺めるのかな。
    ちょっと読み聞かるのが怖いような気がします…。
    でも、この現実は知らせるべきだと思います。
    そしたら、もっと食べることを大切に感じられるのかもしれません。

    投稿日:2011/04/12

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