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きみの話を聞かせて しろさめ作品集

きみの話を聞かせて しろさめ作品集(小学館集英社プロダクション)

全編透明水彩画で描かれたイラスト作品に、描き下ろしのショートコミックを大幅に加えた、待望の作品集!

  • 泣ける
  • かわいい

ちいさなたいこ」 みんなの声

ちいさなたいこ 作:松岡 享子
絵:秋野 不矩 松岡 享子
出版社:福音館書店
税込価格:\990
発行日:2022年04月05日
ISBN:9784834025996
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,162
みんなの声 総数 11
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11件見つかりました

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  • かぼちゃの中は

    仲のいい老夫婦が頑張って育てたかぼちゃの中から
    楽しいタイコの音が聞こえます。
    かぼちゃの中って黄色。
    小さな穴から覗いたら、この絵本みたいに
    きらきら輝いて見えるかもしれません。
    お礼にもらった小さな団子をたべて
    老夫婦も小さくなって、一緒にかぼちゃの中へ。
    みんなで仲良く楽しく暮らす様子が想像できます。
    耳をすませば、かぼちゃからタイコの音と
    老夫婦の笑い声がきこえてきそう。

    投稿日:2011/02/26

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    2
  • 前に読んだことのあるお話です 
    松岡享子さんの 創作昔話なんですね  日本の昔話だと思うほどです
    年をとった夫婦が仲良く生きている姿に わたしもこんな風な夫婦だったらな〜 (そんなこと思いました)

    畑におおきなかぼちゃができました  ある晩のこと、祭ばやしの音が聞こえてくるのです   なんと、大きなかぼちゃの中で 小さな人が祭を楽しんでいるのを見たのです

    なんと たのしそうなこと 秋野不矩さんの絵が本当にいいんです
    ところが ある時 祭の音が聞こえません  太鼓が破れてしまったのです。
    おじいさんとおばあさんは ちいさなたいこを作ってあげるのです
    この手つきが見事に描かれています

    ちいさなたいこをかぼちゃのなかに入れると小さな人たちは喜び またお祭りがはじまるのです
    そして お礼にもらった小さなダンゴを食べると なんとおじいさんとおばあさんは小さくなり かぼちゃのなかにはいっていくのです。
    夫婦は かぼちゃの中の人たちと楽しく幸せにくらしました
    わ〜あ こんなふうに しあわせな暮らしが出来るなんて 理想郷ですね。
    子供たちに読んであげたいお話です

    投稿日:2011/12/01

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    1
  • かぼちゃから祭囃子

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子15歳

    児童文学の大御所、松岡享子さんの作、日本画の秋野不矩さんの絵ということで、
    思わずセレクト。
    民話調です、やはり質の高さを感じました。
    老夫婦が育てたかぼちゃから、ある夜、祭囃子が聞こえてくるのです。
    そっと中をのぞくと、ちいさなひとたちが太鼓を打ち、笛を吹き、踊っているのです。
    毎晩楽しみにながめていたのですが、ある日、その太鼓の皮が破れてしまったのです。
    老夫婦はちいさなひとたちのために、小さな太鼓を作ってあげるのです。
    おそらく創作でしょうが、民話の雰囲気がとてもよく出ていて、
    その世界がとてもよく伝わってきます。
    祭囃子、というのもいいですね。
    老夫婦とちいさなひとたちのささやかな交流もほほえましいです。
    なるほど、かぼちゃなら、こんなこともありえそうです。
    小さな太鼓の材料、細工の見事さ、箸で小さな太鼓を届けたり、と
    細部の描写が素敵でした。
    言葉も美しく、子どもたちに届けたい作品だと思います。

    投稿日:2011/10/28

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    1
  • かぼちゃの国はごくらくです。

    むかーし、昔、みごとに育てたかぼちゃの中から 楽しそうな
    祭り囃子が聞こえてきます。
    「どんどん ひゃらら」 「どんひゃら どんどん」
    毎晩、枕元で聞いていたおじいさんとおばあさんは
    かぼちゃに穴をあけて中をのぞきます。

    ある晩、太鼓の皮が破れてお囃子が聞こえなくなり、
    心配でなかなか寝付かれない二人は、
    自分たちで新しい太鼓を作って、かぼちゃの中へ
    いれてあげます。

    お礼の団子を食べたら、ちいちゃくなって
    かぼちゃの国へようこそ!と招待され、
    二人はいつまでもしあわせにくらしたとさ。

    めでたし、めでたしの昔話は、いいですね。
    正直で働き者の老夫婦が極楽、ごくらくと
    言って安眠出来るようなお国柄でありますように!

    投稿日:2011/10/25

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    1
  • 松岡享子さんはやっぱりイイ

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子4歳

    松岡享子さんの作品はこれまでいくつか読んでいて
    はずれがないというか好みというか
    だから安心して、期待して読めます。

    老夫婦の耕した畑に大きなかぼちゃができました。
    そのかぼちゃの中には親指ほどの小さな人たちがいて
    おはやしにあわせて踊っていたのです。
    老夫婦はその小さな人から小さなお団子をもらい食べました。
    すると、体が小さくなりかぼちゃのなかに
    吸い込まれていったのです。

    冒頭にこの老夫婦は年をとって働けなくなったので
    遠くの田んぼを他人に譲り・・・という件(くだり)があります。
    また最後の文章は
    かぼちゃの国でいつまでも幸せにくらしました。
    とあるでもしかしたら老夫婦は亡くなったのではないかと
    私なりに読んでみました。
    そして幸せに暮らした国は極楽浄土なのかもしれません。

    投稿日:2011/04/05

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    1
  • 日本昔話の一つとして読み聞かせしたい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    絵を描いた秋野不矩さんは、浜松市秋野不矩美術館があるくらいの日本画家。
    作の松岡 享子さんは、「おふろだいすき」が有名で、沢山の訳があります。

    この作品は、1974年が初版で絶版となっていたのを、こどものともコレクション2011 全10冊の1冊として復刊したものです。

    日本昔話の一つと思って読んだのですが、松岡享子さんの創作と聞いて驚きました。
    それだけ、日本古来の話と思える位の水準の話だということです。

    「昔、あるところに、心優しい百姓の夫婦が 住んでいました。
     もう、年をとって、あまち働けなくなったので、遠くのところの 田んぼを 人に譲り、今では、家のまわりの畑に、僅かの野菜を 作って暮らしていました」
    という文で始まります。
    育てたかぼちゃの中に、ひときわ大きいかぼちゃがあったのですが、不思議なことにその中からお囃子が聞こえてきたのです。
    中を覗くと、そこには、お囃子に合わせて踊る人の輪が見えたのです。
    踊る人達が、かぼちゃの黄色に映える絵は、綺麗という言葉に相応しいもの。
    日本画の素晴らしさを充分に堪能できると思います。

    話は、お囃子の中心の太鼓が破れてしまうというアクシデントの発生で大きく展開するのですが、その展開にワクワクするのは間違いありません。
    エンディングも、こういう展開かと納得できるもの。

    小さな世界というと、子供の自分は誰しも憧れるものです。
    そんな子供達の想像力を、大いにかき立ててくれることでしょう。
    創作絵本というよりも、日本昔話の一つとして捉えたい作品です。
    なるべく小さい頃に読み聞かせすることをオススメします。

    投稿日:2011/03/21

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    1
  • 心が和む

    図書館のおすすめコーナーで見つけました。
    昔話のような雰囲気のおはなしです。
    松岡亨子さんの優しくて読みやすい語り口と、秋野不矩さんの温かみのある絵で、とても心が和みました。
    小さいこから大人まで幅広い年代で楽しめる作品だと思います。

    投稿日:2023/12/18

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  • きっとハッピーエンド・・?

    私には
    向こうの世界に行ってしまい二度と戻ってこない
    『世にも奇妙な物語』風に感じて
    ちょっと怖くなってしまった本です。
    読み終えた時
    あのピアノの旋律が聞こえてきたので・・・。

    かぼちゃの中に
    不思議な小人が住んでいて
    毎夜祭りがおこなわれていたのに
    大事な太鼓が壊れてしまい・・。

    労わりあって暮らしていた
    仲睦まじい老夫婦が
    その不思議な世界に吸い込まれてのエンディング・・。

    良き昔ばなし・・何でしょうけど
    私にはだめでした・・。
    ごめんなさい・・・。

    投稿日:2023/11/12

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  • なんとも贅沢な絵本です。
     贅沢というのは、この絵本を作った人のことを指しています。
     まず、文を書いた人。
     今年(2022年)1月に亡くなった児童文学者で文化功労者でもあった松岡享子さんが、まるで昔話を再録したかのようなお話に仕上げています。
     次に、絵を描いた人。
     女流日本画に与えられる上村松園賞を受賞した画家で、晩年には文化勲章も受章されている、秋野不矩(ふく)さんが絵を担当しています。
     絵本というのは絵が与える要素も大きいですから、やはりしっかりした画家が描いた作品は、絵を見ているだけでも落ち着きます。

     物語は「むかし、あるところに」から始まります。
     心の優しい老夫婦が育てていたかぼちゃ畑に、ひときわ大きなかぼちゃができました。
     そのかぼちゃからなんと「ぴいひゃら どんどん」と祭りばやしが聞こえてくるではありませんか。
     驚いた老夫婦がそっとかぼちゃの中をのぞいてみると、親指ほどの大きさの男女があつまって踊っています。
     その祭りばやしに老夫婦も楽しくなってきます。
     ところが、ある時から祭りばやしが聞こえなくなります。
     心配した老夫婦がのぞいてみると、彼らのたいこの皮が破れてしまっています。
     優しい老夫婦は、手作りで小さなたいこをこしらえてあげることにしました。

     なんだかこんな昔話を小さい頃に聞いたようなそんな懐かしさは、物語に登場するおじいさんおばあさんの優しさが醸し出しているのでしょう。

    投稿日:2022/06/26

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    0
  • かぼちゃの中の世界

    かぼちゃの中のお祭りは老いたお百姓夫婦を幸せにしてくれました。
    夏の夜に夢いっぱいのお話です。
    夫婦の作った太鼓も良い音がしたのでしょうね。
    でも、かぼちゃの中の世界に入っていった二人のことが心配になりました。
    お祭りをやっていないときはどのような生活をしているのでしょうね。

    投稿日:2018/02/27

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