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シオドアとものいうきのこ」 みんなの声

シオドアとものいうきのこ 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年02月
ISBN:9784769020226
評価スコア 4.14
評価ランキング 25,475
みんなの声 総数 27
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  • 幻想的な絵に

    レオニの作品といえば、かわいらしい絵に 深く考えさせられる題材が多いと思いますが、
    この作品は、比較的わかりやすい「嘘をつくこと」がテーマの作品

    いつものかわいらしいネズミもでてきますが、
    全体的に幻想的な絵になっています

    あんな青くて神秘的で、変な音のするきのこに出会ったら
    もしかすると 善悪の判断を誤ってしまうのではないかと思うほどに
    ぞっとするほど 美しいきのこです。

    最後には、自分の唯一の取り柄である 「逃げること」によって
    みんなから逃げ切ってしまうシオドア

    救いのないお話ですが、嘘をつくことに対する救いはないと子供に教えるのに
    よい絵本だと思います。

    投稿日:2011/12/05

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  • あれよあれよ・・・と

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳、男の子0歳

    怖がりなねずみのシオドアはある日
    「クイルプ」とはなすキノコを見つけます
    そしてひらめきます
    仲間のところへ行き「真理のキノコの言葉がわかるようになった」と
    嘘をつきます
    みな、その不思議さからシオドアを崇め奉り
    ねずみもドンドン天狗になっていきます
    ある日その嘘がばれてしまい、皆の怒りをかい
    逃げ惑うことになってしまいます

    嘘はいけません。
    小さな嘘のつもりでも風船のようにあっという間に大きく膨らみ
    後に引けない大げさなものになってしまうものです
    それが嘘です。だからやめときましょう…
    確かにそういう風にも読めます
    でもなんとなくその解釈には私自身が違和感を感じます

    キノコを見つけたねずみがワクワクしながら
    ひらめいた嘘をその過程を想像しながらニヤケつつ
    「いたずら」として大笑いする度量の必要性を切に感じてしまいました。
    とはいえ確かに嘘が悪いウソになるか楽しいドッキリになるかは
    引っ張り過ぎない打ち明けるタイミングが重要なカギになるような気がしますけど・・シオドアは確かに引っ張りすぎましたね

    投稿日:2011/12/03

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    1
  • ちょっとシオドアに同情

    まわりに認められたくて、ほめられたくて、
    ついつい大きなことをいってしまう。
    こういうことって、ありますよね。

    すると、周りの態度がどんどん変わって、
    自分の周りに人が集まるようになり、
    あれよあれよという間に、あがめられ・・・
    これも、なんだかありそうです。

    でもウソはばれる。
    そのときの周りの怒りといったら、
    「くわせもの!」「やくざ!」「いかさまし!」

    もうこうなったら、逃げるしかなさそうです。

    ウソはいけないよねと言いたいけれど、
    読みながら、ちょっとシオドアに同情してしまう自分がいます。

    4才と7才の娘は、素直にウソはいけないと感じたようでした。
    でも、大きくなって、私のように感じる日が来るかもしれません。

    投稿日:2011/12/02

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  • 道徳心を育てる

    • ちょてぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子7歳、女の子3歳

    「スイミー」をはじめとするレオ・レオニのオリジナリティー溢れる、子供心を擽る温かなタッチの切り絵と共に綴られる谷川俊太郎さんならではのテンポ良い文章にこどもならずとも惹き付けられること間違いなし。
    作中のものいうきのこが呟く「クイルプ」という耳慣れない愉快な言葉も、印象的で思わず自分も一緒に呟きたくなってしまいます。臆病者のねずみ、シオドアがこのものいうきのこを利用して仲間達にうそをつき、弱者から強者になろうと試みるものの、そのうそが原因で仲間の元にいられなくなるというストーリー展開から、「うそをついてはいけない」という道徳心を育てることがストレートにできる作品だと思います。明快なストーリーと親しみやすいイラストに幼児でも、感情移入し易く、作者の言わんとすることが、伝わり易い作品です。

    投稿日:2011/11/24

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  • 虚言がばれる時

    物を言うきのこというのか、音を出すきのこというものを知らないので、不思議な話ではあります。
    でも、その不思議なきのこを、いかにも自分を世界一だと褒め讃えているかのように語るのはいかがなものでしょうか。
    このようなのイカサマが、世の中にまかり通っていることを考えると象徴的ではあります。
    イカサマだったことがバレたときのシオドアの心持ちを考えると滑稽です。
    レオ=レオニの絵にもてあそばれるようなお話でした。

    投稿日:2022/10/31

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  • 嘘はいけないよ

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    とかげとかえるとかめが自分の出来ることを自慢してくる中、ねずみのシオドアは怖がりやで逃げることしかできません。
    そんなシオドアがちょっとしたことから、みんなに嘘をつくのですが。。。
    その嘘のばれた時、みんなはシオドアを責め立てます。
    嘘はいけないというお話ですが、子ども向けに嘘をついたらダメだよ!と優しい物ではなく、大人が読んでいて胸が痛くなるようです。
    ちょっとした嘘のつもりが、こんなことになるなんて。。
    登場してくる動物たちが、目でいろんな感情を表現していて、それがとてもよくわかるので、レオニの表現はすごいと思いました。

    投稿日:2020/06/24

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  • 異質な冠

    『THEODORE AND THE TALKING MUSHROOM』が原題。
    えらくなりすぎたねずみのはなし、と副題にあります。
    題名もさることながら、青く毒々しいきのこが印象的です。
    ねずみのシオドアは、とかげ、かえる、かめと自慢話をしていて
    ひょんなことで、不思議なキノコと出会い、悪知恵を思いつくのです。
    みんなから賛美されるシオドアは、なんとなく虚栄心というか、微妙な表情。
    冠が異質な画材で描かれ、不気味ですらあります。
    当然、ボロが出てくるわけで。
    みんなからの非難の言葉が、なかなかすごいレベル。
    さらには、寒々しい結末。
    小学生くらいから大人まで、考えさせられる作品だと思います。

    投稿日:2020/01/28

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  • 嘘をつくのは、いけないよね!

    レオ・レオニの絵本だったので、図書館から借りてきました。ちょっとした思いつきで、こわがりやのねずみのシオドアは、嘘をついてしまったのですが、嘘はいつかばれるなあと思いました。嘘をついたばかりに、仲間たちの前に二度と姿を見せなかったシオドアが、自業自得とはいえ、可愛そうにも思いました。

    投稿日:2020/01/17

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  • 考えさせられる

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    怖がりやのネズミのシオドアが、あるうそをついて偉くなり、でも最後にはそのうそがばれて皆の前から姿を消します。ずる賢いいねずみのお話なのですが、人にもそういうところってあるんじゃないのかななんて考えると、ちょっと切ないしかわいそうに思えたりします。大人が読むと考えさせられると思います。子どもはどんな受け取り方をするのでしょう。娘の感想は「おもしろかった」というシンプルなものでしたが・・・。

    投稿日:2016/09/12

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  • 切り絵が素晴らしい

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    青いキノコを利用し、嘘をついて自分を大きく見せようとしたねずみのお話です。
    哲学的なメッセージが多いレオニ作品の中では、
    シンプルに私たちにメッセージが伝わりやすいと思います。

    開催中の「レオ・レオニ 絵本のしごと」展にて原画を見てきました。
    レオニさんの作品には、切り絵の作品とイラストの作品に大きく二分されますが、
    この作品は切り絵の中で、最もダイナミックで素敵でした!
    ついつい本を買って帰宅しました(笑)
    印刷されてしまうと、紙の凸凹感が分かりにくくなりますが
    平面の柄として見てもレオニ作品の中でもコラージュに凝った絵が楽しめる一冊です。

    投稿日:2013/07/27

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