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てんさらばさらてんさらばさら」 みんなの声

てんさらばさらてんさらばさら 作:わたり むつこ
絵:ましま せつこ
出版社:福音館書店
税込価格:\880
発行日:2009年02月
ISBN:9784834007640
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,108
みんなの声 総数 16
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  • 「雪」と「幸」を掛けた詞

     海岸線沿いの小さな村の女の子まゆ。
     遊んでいたおばあちゃんが唄った歌
     
     ゆきふってこい
     てんさらばさら てんさらばさら
     かぜにまってこい
     おしろいたべて ゆきよんでこい


     の通り、雪が降ってきたと思ったら、…。
     “てんさらばさら”をうけとめた、まゆは、歌にならって白粉をふりかけ、自分の成長と共に少しずつ増やしていきますが、5人の子のお母さんになった頃には…。

     まゆの夫かざたろうさんのことばにたどり着くまで、まゆと一緒に
    てんさらばさらを守ることばかりに気をとられていました。

     読後、あの歌の“ゆき”という歌詞は、「雪」と「幸」を掛けた詞だったんだと気づきました。

    投稿日:2010/01/04

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  • 心温まる本

    「てんさらばさら」は空から降ってきて、持っていると幸せになれるというものらしいです。「けさらんぱさらん」という名をもっているそうだとか。偽物のおはなしだと思ったら、本当に「てんさらばさら」はあるみたい。びっくりです。この本はその「てんさらばさら」をもった女の子の話ですが、心温まるそんな本です。なんだか、不思議な、でも、いいことが起こりそうな、わたしたちにも、いいことがきそうな、そんな本です。

    投稿日:2006/03/07

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  • てんさらばさらって何?

    幸せをもたらす「てんさらばさら」って何だろうというのが、素朴な疑問です。
    「ケサランパサラン」ともいわれるようですが、イメージがわかないところが、ちょっと残念です。
    でも、そのてんさらばさらが自分に幸せをもたらしたのだというまゆと、もうそれに頼らなくても幸せだと語るかざたろうと、力強い愛情を感じられる伏線だったとしたら、とても素晴らしいと思いました。

    投稿日:2022/01/05

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  • 耳に残る言葉

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子17歳

    てんさらばさら てんさらばさら。
    どこかで聞いたことのあるような響きです。
    ケサラン パサラン、そんな言葉も記憶に蘇ってきました。
    きっと子どもの頃に聞いたか読んだ言葉だと思います。
    調べてみると、東北地方に伝わる伝承未確認生物、とあり、
    妖怪一覧にも掲載されていました。
    雪のように天から降ってくる白い物なんですが、
    冷たくはなく、おしろいを振ると増殖し、幸せがやってくるそうですが、
    そのことは他言してはならないのです。
    漁村でおばあさんと遊んでいたまゆは、不思議な白い物を見つけます。
    おばあさんから、それは「てんさらばさら」だと教えてもらったまゆは
    それを大切にしまっていたのですが、とうとう増えすぎて、家族に見つかってしまうのです。
    少女らしい夢が一杯詰まったお話です。
    一昔前の女性のささやかな幸せを感じさせてくれます。
    増えすぎた「てんさらばさら」の行く末がスリリングでしたが、
    素敵なラストに安堵。
    素朴な女性の生き様を見るようでした。
    丁寧に描かれた絵も見所いっぱい。
    まゆの着物の行く末も見届けてくださいね。

    投稿日:2013/02/27

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  • ケサランパサラン

    私が子供のころ、大好きで何度も何度も読んだ本です。
    娘たちにも読んであげたくて、図書館で借りてきました。
    3歳と8歳の娘たちに読んであげました。

    てんさらばさらって、「ケサランパサラン」と呼ばれて実在するものだったんですね。
    大人になってから知り、驚きました。

    幸せが訪れるのは、てんさらばさらのおかげのような気がしていた主人公のまゆ。
    しかし、幸せは自分の力でつかむものだと気付くお話です。

    3歳の次女は、「おしろいって何?」「ぽんぽんげたって?」と、
    聞き慣れない言葉がいくつかあり質問してきましたが、
    このお話を気に入ってくれたようです。
    8歳の長女も一人で何度も読んでいました。

    子供の頃は気付きませんでしたが、
    まゆの作ったパッチワークのふくろの生地が
    まゆが着ていた着物でできていることに気付き嬉しくなりました。

    30年ぶりくらいで読みましたが、やはり素敵な本でした。
    娘たちも気に入ってくれたこと、嬉しく思います。

    投稿日:2013/02/16

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  • 大切なものは、心に

    最近自分が子どもの頃よく読んでいた本を発掘するのが
    楽しくて探しては読んでいます。
    この本もよく読んでもらいました。

    空から降ってくる雪のような「てんさらばさら」。
    「それを持っているといいことがふえる、
    けれど誰にもみせちゃいけないよ。」
    そうおばあちゃんに言われたまゆは、大人になり
    母になってもずっとてんさらばさらを大切に持ち続けますが、
    増えていったてんさらばさらはあふれるほどになっていました・・。

    絵のワンシーンは覚えていたものの、
    結末は覚えていなかったので、あふれるてんさらばさらを
    家族にみられないよう持って逃げるまゆの行く末が
    どうなってしまうのかハラハラしましたが、
    晴れやかな気持ちになれるラストに気持ちが温かくなりました。
    家族に囲まれ、幸せそうにほほ笑むまゆの姿が印象的です。

    絵も、ましませつこさんが描いていたのですね。
    大人になって目にした時から、懐かしい雰囲気のする絵だと感じ、
    ましまさんの絵本を選んで読んだりしていたので、
    子どものころから出会っていたことになんだか嬉しくなりました。
    幼い時に美しいと感じたものは、大人になっても
    変わらないことを改めて感じました。

    投稿日:2012/03/04

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  • 冬に読みたい絵本

    初めて聞くお話なんだけど、なんだか色々考えさせられました。

    幸せについて、幸せは結局自分でつかむものなんだよって教訓があるのだと思いますが
    この絵本の中ではまゆという女の子が小さい頃おばあちゃんと一緒に遊ぶところから始まります。
    途中でそのおばあちゃんがなくなって、まゆも1人の女性になって結婚して、子供をたくさん産んで。。

    1人の女の子の成長を一気に見せられた気がして、娘達の成長もきっと振り返るときが来たらあっという間の出来事なんだろうなぁとしみじみと感じてしまいました。

    2人の娘達には自分でしっかり幸せをつかみ取ってほしいなと思いました。
    それまでまだまだたっぷり一緒に遊ぼうね。

    なんだか家族について思わず考えさせられました。

    投稿日:2011/11/17

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  • 幸せ

    「てんさらばさら てんさらばさら」を信じて、少しづつてんさらばさらを増やしていったまゆちゃんです。おしろいを振り掛けると、いいことがおこることを信じて、誰かに見せると折角のいいことが逃げてしまうから自分一人の秘密にしてるところも可愛いと思いました。幸せなてんさばさらもご主人や子供たちにも知ることが出来てよかったと思いました。ご主人のかざたろうの言った言葉が心に残っています。「まゆ、そんなものなくたって、俺たちいくらでもしあわせになれるさ。これまでだって そうだったんだ。それでこそ 本物の しあわせじゃないか」優しいご主人と5人の男の子の母親になれてとても幸せだと思いました。まゆのとびっきりの笑顔に読んでいても嬉しくなりました。

    投稿日:2011/01/17

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  • けさらんぱさらん!?

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    パッチワークのような着物の柄と
    目のぱっちりした女の子に目を奪われました!

    おばあちゃんがまゆちゃんに伝えて
    それをきちんと守って・・・
    昔の女の子は偉いなぁ(^^ゞ

    良妻賢母の見本のようなまゆちゃんですが
    こころのヨリドコロが「てんさらばさら」なんですね

    心の支え・・・
    う〜ん、難しいことです

    「女の子の幸せ」って、一体・・・

    と、考えさせられました

    たぶん、山形県の「けさらんぱさらん」が題材だと思うのですが
    東北地方ならではのおはなしですよね

    投稿日:2010/12/15

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  •  幸せになるには?

    • オパーサンさん
    • 30代
    • ママ
    • 福島県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    おばあちゃんと海岸で遊んでいたまゆ。「雪降って来い」と歌をうたったら、本当に空から白いものがひらひら。
    それを見たおばあちゃん、「これはてんさらばさらだ」と言いました。
    おばあちゃんによると、この「てんさらばさら」に白粉をふりかけて誰にも見せずに増やすと、幸せになれるんだとか。
    おばあちゃんの言うとおりにしたまゆには、本当に幸せなことがたくさん起こります。
    そして好きな人と結婚し、5人の子どもの母になったころ、とうとう増えすぎた「てんさらばさら」を隠し切れなくなってしまいました。
    このあと、悲しがるまゆに旦那さんが言う言葉がふるってます。
    まゆは、「てんさらばさら」を持っていることで、自分の幸せに気づくことができていました。
    そして「てんさらばさら」をなくした後は、旦那さんと力を合わせて、幸せを作っていくことができるのでしょうね。
    幸せになりたいというのは、誰にでも共通する願いだと思います。どうすれば幸せになれるのか?という深いメッセージが込められている、なかなか考えさせられる絵本でした。

    投稿日:2010/06/18

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