新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

あの森へ」 みんなの声

あの森へ 作・絵:クレア・A・ニヴォラ
訳:柳田邦男
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2004年
ISBN:9784566007901
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,172
みんなの声 総数 11
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  • 卒業の前に。

    • 西の魔女さん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    「森は本当に怖いところなのか」を知るために
    森に行ったネズミの話です。
    「行く」と決めて出発する前に
    振り返って部屋を見回す場面は
    安全なこの場所から 危険かもしれない森に行く
    「覚悟」みたいなものを感じます
    怖さを克服して 森にたどり着いたネズミは
    森の本当の姿を知ります。

    6年生に読む本を探していて出合いました。
    慣れ親しんだ小学校を卒業する6年生に
    餞として読んであげたいお話でした。
    不安や恐怖に立ち向かい
    自分の力で克服してこそ
    自信や達成感も得ることができるし
    みんなそうやって成長していくものだ
    …そんなメッセージが聞こえてくるようでもありました。

    投稿日:2009/10/21

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  • 勇気

    怖がる自分を嫌になってしまう「ぼく」の気持ちは共感できます。
    実際 道に迷ったかもしれないし、食べられてしまったかもしれない。
    それでも前に進む「ぼく」は子供に勇気ややり遂げた時の充足感を
    教えてくれるのかもしれません。

    投稿日:2010/03/01

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  • 親のための絵本

    親として、大人として、とても分かるし、自分の少年時代を思い出す絵本です。

    住み慣れた町から外れたところに森がある。
    遠くに見えていて、何となく怖い場所だと思うけど気になるんだ。
    ある日ネズミは勇気をふりしぼって探検に出かける。
    冒険だ…。

    そんな冒険の思い出が自分にもあります。
    探検して、たどり着くまでの緊張感、後悔。
    たどり着くまでの長い時間と距離。
    森がそれほど怖いところではないところだと分かってホッとした。
    帰り道は思ったより近かった。
    それが、自分の成長なんだとも思います。

    ただ、親としてこの本を読むには、ちょっとした勇気がいります。
    自分の子どもが危険な場所に立ち入ることについて、親としてこれほど神経を使っている時代はなかった。
    町も安全ではなくなってきている現代、森には本当に怖い怪物がいるかもしれないのです。
    子どもの冒険心と安全。
    ともすると子どもの冒険心の芽生えを摘んでしまいそうな親としての自分。
    時として、親は子どもを送り出す町でなければいけないと感じました。

    投稿日:2009/08/06

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  • 成長とは

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    はじめての事や場所に一歩踏み出す時の怖さや不安。
    それを克服したときの自信や誇り。
    これこそが成長というのでしょう。

    先日、講演で「問題がなければ答えはない。乗り越える壁がなければ成長はない」と言われていました。

    作者の言葉に、「過保護になっている親」とあります。
    子どもにとって必要なときにだけ、手を差し伸べるべきなのでしょう。
    親もこの絵本で、反省させられます。

    高学年や中高生に薦めたい絵本です。

    投稿日:2008/11/27

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  • こうやって成長していくんだね

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子9歳、男の子5歳

    ちっちゃなねずみくんが、住むまちを出て、一人で森をめざします。
    こわいところだと思っているところへ、あえてそれを確かめに行くという、ねずみくんの勇気におどろきました。そして、いざ森を目前にしたときの、ねずみくんと森の対比に、森の偉大さを感じずにはいられませんでした。

    自分で、何かやりとげることで、達成感を感じ、心も体も成長していくんですね。頭ではわかっていても、これを子どもに体験させるには、親としても勇気がいります。
    子どもが自分から「やりたい」と思ったとき、背中を押してあげられる親になりたいなと、この本を読んで思いました。

    投稿日:2008/05/20

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  • 大人が是非読みたい絵本です。

    1歳半の息子にまだまだ何でもかんでも手をつい出しちゃって…と日々反省している私。
    この絵本を読んで改めて「子供は私のモノじゃない。いつか自分で考え、歩き出せるように、サポートするだけなんだ」と思いました。
    小さなネズミが勇気を出して未知の世界に行くシンプルな話ですが、その意味はとてもとても深いです。

    投稿日:2007/05/12

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  • 恐怖と勇気と達成感

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    ヨーロッパの片田舎風の絵が素敵な絵本です。
    森が恐ろしくてたまらなかったネズミ君が、思い切って森まで出かけ、帰ってくるまでのお話です。
    文章が簡潔で読みやすいですし、絵も精巧で美しいので、無理なく読み進めることができます。
    そして、さらっと読んでしまうと、なんてことのないお話です。
    実際、我が家の子どもたちは、「そうですか、よかったね」という程度の反応でした。
    ただ、10代半ば以上の子どもや、大人が読むといろいろ考えることの多い絵本です。
    自分の恐怖の対象と向かい合う勇気、そしてそれを克服することによって生まれる達成感や自信を感じることができる本だと思います。
    訳者の言葉にも、現代の子どもに対する大人の態度を見つめなおすきっかけになるというような意味のことが書いてあります。
    一見、小さい子どもの向けのように思えますが、実は大人のための本かもしれません。

    投稿日:2007/03/11

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  • 大人に是非読んでほしい絵本

    私が読んでみた感想では、子どものための絵本というより、むしろ大人のための絵本という印象をもちました。図書館の司書の方とお話したときに、「これから新しい旅立ちをする子どもたちに、こういう絵本っていいんじゃないかな?」という意見も聞きました。
    この絵本は、低学年で習う漢字に、ルビがありませんし、実際に自分で読んで内容をイメージするのは少し難しいかと思います。ちょっと臆病なネズミが森に一人で探検に行くお話で、森の中の自然の心地よさも書かれていますので、自然体験を豊富にしているお子さんで、親子など少人数で読み聞かせをするのであれば、小学1、2年生でも、共感し、楽しむことはできると思います。  
    訳者の柳田邦男さんが、「子どもに対し過保護になっている現代の親たちと社会に、子どもが育つとはどういうことか、その大事なことにきづかせてくれるだろう。」と書いていらっしゃいますので、訳者としても、大人のための絵本という意識をお持ちなのだと思います。
    私自身は、木や草、苔の匂いのする森の中が好きですし、勇気を出して、新しいことにチャレンジしてみたら、気持ちが良くて、自信が出てきたというストーリーには、とても共感できます。木々の描写や、森の中で心地よさそうにしているネズミ君の表情が印象的です。

    投稿日:2006/03/13

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  • 子供に冒険させるのも大事

    主人公のねずみが家を出て、今まで怖がっていた森へ行きます。森でいろんな自然の美しさや生命の息吹を感じて、森は怖くなくなり、家へ戻るというもの。

    子供に何かを克服させるときに適した本だと思います。

    ただ、大人が読んでちょっと惜しいかなというのは、まず1つはオチかヒネリがもう少し欲しかった。純粋に子供向けならなくていいけど、これは子供向けだけではないような気がしたので、もう少し何かひねりがあっても良いかと思います。

    もうひとつは、主人公がねずみなことの必然性が分からない。人間にしたらだめなんだろうか?ということ。

    でも、とにかく悪くはないです。

    投稿日:2011/04/13

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  • 自分一人で成し遂げた時の達成感

    息子と読んだのですが、興味は薄かったです。

    大人向けあるいは息子よりももう少し上の年になったらわかるようになるかもしれないと思いました。

    もねずみが主人公である意味がよくわかりませんでした。

    経験としてはすぐに思い浮かびませんが、できないと思っていたことができた時、自分一人で成し遂げた時の達成感、乗り越えたという感じがわかるような年齢であれば親しめるのかなあと思います。

    投稿日:2009/11/14

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