「新装版 月夜のじどうしゃ」 みんなの声

車の墓場の番人小屋に住むひとりぼっちのおじいさんに、たぬき家族と仲良くなって、ひとりぼっちのおじいさんに家族が出来てよかったなあと思いました。かあさんたぬきは、「おはな」。こだぬきは、「いちろうた」と「じろうまる」「ちよ」と名前をつけて、みんなで車をつくるのを完成させて、ハンドルを握る影は、とうさんたぬきが握っているように見えて、一緒に生活すれば、「家族」なんだと思いました。

自動車の墓場で番人として暮らすおじいさんの寂しさが、訪れるようになったたぬき家族によって、充実した日々に変わっていく様子がとても感動的です。
井上洋介さんの絵がピッタリと収まった絵本です。
人気のない海辺の場所で、おじいさんとたぬきたちの作ったクルマが走ります。
「CHIYO 」という名前も素晴らしいし、乗っている影でおじいさんがたぬきのお父さんになったのも素晴らしいです。

くるまの墓場　　暗いイメージですが・・・・の、　一人暮らしのおじいさんの生き方が　すごいな〜！
使い捨ての時代で　何でも、捨てて新しい物に取り替えてしまう生活スタイルが　多い今の世の中です。

でも　おじいさんは　海や山を汚さない生き方を守り、一人で　海のごみ厚めしています。

おじいさんは　ハーモニカを吹きながら　月の光の中で過ごすのが心が安まるのですね　（ロマンティック）

井上さんの絵が　優しく　月夜の　星空がホッとさせてくれます。

このお話のメインは　もう一つ　たぬき親子が　おじいさんと仲良しになるところです
　
みんなで　自動車作りなんて　すごい！
生き生きしたおじいさんの目　たぬきたちの楽しげな姿　　
完成した　車のステキなこと　たぬきの　CHIYO（ちよ）

最後の　車の　影が　おもしろい！　おちですね

満月　その人その人の思い出が　詰まってますよね！

私の満月は　父が　（満月の日に召されました）見守ってくれているのです
良いお話でした！

はじめは寂寥感ただよう画面。
青くて暗くて・・さみしい。
捨てられた自動車たち。それを片付けるおじいさん。海。

けれどもそこにタヌキの親子が登場して
おじいさんとタヌキたちの交流が始まります。

だんだん温かく。
どんどん楽しく。

同じ世界なのに、絆をもって生きると
色合いが違って見える・・・
やがて家族のような繋がりをもつおじいさんとタヌキたち。

心にすっと届くお話。

人間が、自然や動物を尊重し大切にすれば、いつまでも共存できるのだなと、
感じさせる絵本です。
自分たちが、守っているなんて、おごってはいけないなと思います。

環境問題、動物愛護問題が入っていますが、
おとぎ話のように、楽しく読めます。

おじいさんの笑顔がいいです。
月夜に照らされた浜辺の絵も素敵です。

ハーモニカのメロディーが聞こえてくるようです。