ええことするのは、ええもんや!」 ママの声

ええことするのは、ええもんや! 作:くすのき しげのり
絵:福田 岩緒
出版社:えほんの杜
税込価格:\1,320
発行日:2014年07月18日
ISBN:9784904188309
評価スコア 4.67
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  • ボランティア考

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子18歳

    『ともだちやもんな、ぼくら』の続編でしょうか。
    同じダイスケ、ヒデトシ、マナブの小学生3人組が登場します。
    前回はダイスケが主人公でしたが、今回はマナブです。
    盛夏の学校帰り、マナブは車椅子のおっちゃんが困っている光景に出合います。
    電動なのに、電池切れ。
    家に連絡しようにも、携帯電話も忘れてきた、と万事休すだったのですね。
    マナブはとりあえず公衆電話のある近くのコンビニまで、重い車椅子を押していくことにするのです。
    もちろん、最初は自然な気持ちからだったのですが、
    友だちに会って褒められたりしたことで、「ええことしてる自分」を意識しだすわけです。
    子どもらしい発想ですが、まさしくありがちな光景ですね。
    かくして、「ええことしてる自分」に夢中で、無理している自分にも気づくのですね。
    いいタイミングでフォローしてくれる友だちの存在がうれしいです。
    表題も言い得て妙。
    画面いっぱいにも描かれた小学生らしい行動に、拍手!

    投稿日:2014/11/17

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  • とてもよい内容です♪

    この絵本は、小学生の男の子が、車いすに乗ったおじさんを
    助けるという内容の絵本です。
    ボランティアの意味を教えてくれる、とても深いお話でした。
    3歳の娘は、まだまだ、この本の深い部分を理解できて
    いないかもしれませんが、世の中には、体の不自由な人も
    いるということ、ボランティアは誰かに褒められるためにやる
    ものではないということ、など、いろいろなことが伝わってくれる
    といいなと思いました。

    投稿日:2014/11/07

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  • 男の子らしい

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    マナブくんが帰り途中に
    困っていそうなくるまいすのおっちゃんに会って声をかけます。
    そして「ほなさいなら」とするわけにも行かずに
    コンビニまでくるまいすを押してあげるとにしました。

    ()のなかにマナブくんのこころの声が
    何とも子供らしく本音が詰まっていて好感が持てます。
    それまではええことをしようと思ってしていたわけでもなく
    気になって仕方なくな気持ちもあったのですが
    途中であったお友達にたくさんほめられて
    いい気持になります。
    やはりその時の心の声では(これは「ええこと」で「そんけいされる」ことだったんだ)と
    初めてしって興奮します。

    道行くひとにたくさんほめられて
    コンビニまでのはずがおっちゃんの家まできつい坂を上ることにしました。
    でも本当の気持ちを自問自答します。
    人の目を気にして評価ばかりを意識してすることなのか?と
    そして男の子たちはひとつお兄さんになるのです。

    こうやって子供たちは成長していくんだなぁと
    成長の瞬間をみれた喜びがありました

    投稿日:2014/09/12

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  • みんないい気分

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    親切にした人もされた人もいい気分になるってすごくいいことですよね!
    中には親切にされても親切を余計なお世話ととらえる人もいるのですが…。
    親切にしているところを人に見られたい、ほめられたいという動機だとしてもなにもしない人よりはるかにいいと思います。
    いいことをしようと考えて動ける人間にみんながなれるといいですね。

    投稿日:2014/09/08

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  • 心の底からいいことしよっ!

    このお話は主人公の男の子たちが電動車いすが止まってしまって困っているおじさんを助けたお話でした。最初は学校で習ったように、素直なボランティア精神でやっていたのですが、やりながらよこしまな気持ちが出てきて、「これをやったらみんなに褒められる!!」とか思いながらやっていました。でも、誰にも見られなくなってやる気がなくなって…といった感じで同じことしているのに気持ちの変化ひとつでこうも違ってくるのかと、読んでいて面白かったです。

    投稿日:2014/08/27

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  • 爽やかな気持ちになります

    テーマとしては「ボランティア」になると思いますが、
    軽い気持ちで声をかけて、人の手助けをしよう!となったところから始まり、
    「オレは凄い!」と誇らしくなったり、
    「何でこんなことしてるんだろ」とブルーになったりで、
    心の揺れ動きがうまい具合に表現されています。

    友達にも助けられて成し遂げた時の達成感。
    そこには「ボランティアをやった!」という誇らしさはなく、
    単純な「やりきった感」が一番出ている。
    葛藤を経て得られた爽快な気持ちは、
    読んでいる方にもよく伝わってきたと思いました。

    でもここに登場する男の子は、
    どこにでもいるような普通の男の子ではありますが、
    心の優しさがとても感じられます。

    投稿日:2018/07/01

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  • ええことしたね!

    関西弁で進められるストーリーが飾り気がなく、小学生らしさをより演出していると思います。
    車いすのおじさんが困っているところに偶然でくわしたマナブが感じる様々な気持ち。
    読みながら、私もいい事をしてボランティアをしている時って・・自分の中で優越感や、注目してほしいなど、マナブ君と同じ気持ちで葛藤しているのだろうなと共感を覚えました。

    坂道は大変だし、実際に車いすは重いし、みんなに手伝ってもらえばもっと楽なのに、どこかで自分だけの手柄にして褒めてもらいたい、もしかしたら学校の朝礼で校長先生に褒められるかも?という気持ちも子どもらしいというか、誰でも口にはしないけど心の奥底の本心かもしれないと感じます。

    ハァハァ荒い息をつきながら、顔の下から車いすを押している絵があるのですが、そのシーンのマナブの本心が心に残りました。

    でも真夏の暑い道路を一生懸命大きな汗をかきながら押す3人は、やっぱり立派です。
    おじさん、本当に嬉しかっただろうな。
    そしておばさんも、こんな優しい3人が家まで送ってくれてさぞ嬉しかっただろうなー。

    ボランティアは褒められるためにするのではないけど・・・
    でも、ええことするのはええもん!なんでしょうね。

    投稿日:2017/09/26

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  • 大きな経験になりますね。

    電動車椅子が動かなくなってしまったおじさんとそれを助ける小学生たちのお話です。
    「ボランティア」や「人助け」の本当の意味をわかりやすく描かれている絵本でよかったです。
    人に見てほしいという気持ちも嘘なく描かれていて,きれい事だけではなく葛藤なども素直に描かれていたのがまたよかったです。
    最後は「おじさんを助けた本当の気持ち」をちゃんと考え想った主人公の少年。
    そして何だかんだ言いながらもずっと付いて来た友達2人。
    優しい子たちですね!
    きっととてもよい経験になったと思いました!
    本当の優しさ,人助けという行動を起こさせた本来の気持ち,そういうのに実体験を通して経験出来たこの3人は,大きな何かを学べたことでしょう。
    なかなかこんな経験はありませんが,絵本を通してでも子供に何かを感じ取ってもらえたらな〜と思います。

    投稿日:2016/03/29

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  • ボランティアって誉められたいからするん?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子15歳

    高学年くらいになったら校外学習などで、体の不自由な方の介護を経験する授業があるところもありますよね。
    確かうちの子たちの行っていた学校では目の見えない方の介護と、「目が見えない」って、どんな感じなのかを体験する授業があったともいます。

    この作品では体の不自由な方の介護の大変さと、
    そもそも〈ボランティア〉って、どういうことなのか子どもたちにもわかる形で表現してくれています。
    最初はただ気になって声をかけただけ、それがちょっとだけならと車いすを押すお手伝いをして、誉められたからいい気分で少しばかり天狗になって……。
    最終的には『ほめられたいから、人に見てほしいから』している行為ではない『困ってたから手伝った』それでいい。と思えるようになります。
    このお話はフィクションですが、
    こういう体験が出来た子どもたちは、きっとその経験がすごくいい心の肥やしになると思いました。

    このお話はとても暑い日らしいので、暑い夏の頃高学年の子どもたちに読んでみたいです。

    投稿日:2016/01/20

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  • マナブくんが、出会った困っている人。
    「話を聞いて、ほな さいなら というわけにも いかんし〜」って、思えたことが尊いのだと思います。

    途中で、出会った女子の「ボランティア」の言葉にぐらついていく真っ直ぐな親切心。

    私は、信者ではありませんが、あなたの右の手がしていることを左の手に知らせてはなりません(マタイによる福音書第6章3節)″をふと思い出しました。
    左手と右手の関係と同じくらい親しい人に対してさえ、人からの称賛や賛辞などの栄光を期待する動機で、自分の善行の行為について知らせてはならない。
    「人に見てもらおうとしている」ことは、本当に見つめなければいけないことを、見ていない状態にあることの表れであるから。
    また、他の人からの誉れはいらないけれども、自己完結して、自分で満足してればいいやという、自分が自分で施しをしたことに納得するということも、注意しなさい。
    せっかく善行をしても、神様に喜んではもらえないという悪い報いも受けていますよ。
    何を本当に見なければいけないのかは、それは父なる神様です。
    あ〜、ここまで書いちゃうと信者さんかな?

    信仰は別としても、終盤のマナブくんのひたむきな思いは、施し″なんてことを意識しない、がむしゃらで真っ直ぐな気持ちで、素敵なことだと思います。
    頭で考える間もなく、おもわず行動していることが、心の清らかさなのではないでしょうか。

    投稿日:2015/08/15

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