2012年の春に公開された水谷豊主演『愛しの座敷わらし』という映画をご存知ですか?
荻原さんはこの作品の他ちょっぴりホラーテイストのミステリー小説や家族の物語を描いた小説などを多く発表されています。その荻原さんの初の絵本!
私は個人的にファンなので、絵本バージョンの風味を堪能できました。
この絵本を読んだけど、『愛しの…』は読んでないという方、または『愛しの…』は読んだけど『ここにいるよ ざしきわらし』を読んでいないという人はぜひ、読んでもらいたいです!
荻原さんの《座敷わらし》感がますます深まります。
挿し絵のいぬんこさんの絵はふんわりとした味わいで、子どもの頃によく描いていたぬりえを思い出し、懐かしい気持ちになりました。
(ちょっと、唇にインパクトあります)
本書の大きさが手のひらサイズだったので、欲をいえば、もう少し大きなサイズで作ってほしかったです。