児童文学がきれいごとに走ってありのままのこどもの生活を伝えていないという怒りをぶつけて書かれた作品とのことです。
大人の私が読めば分かりますが、こどもにはちょっとショックな作品かも?こういう私の考えもこどもをみくびっているのかもしれませんが。
主人公サーシャの母親は女優。サーシャたち家族を捨てて共演者の男性と行ってしまいます。ママがあんなふうにパパを見たためしは一度もない…。ママがパパには一度もしたためしのないようにしっとりとくちづけをした(←かけおち相手と)…というシーンがたまらなかったです。
母親の「女性」な部分を描いたり、他にもいろいろと児童文学としては衝撃を与えたというのは分かる作品でした。