小学校の特別支援クラスで読みました。
1年から5年生までの子たちがいます。
さあ、ぶどう狩り遠足に、雨の中、出発です。
聞いている子どもたちの心も
一緒にバスに乗ってくれるといいなあ、
と願いながら読み始めます。
トンネルをいくつもいくつも抜けて‥
そのたび、目の前の広がる秋の野山の景色に
教室では「わー」「えー」
気分はもう、ちょっとした遠足です。
かなり大きい絵本なので、見開きサイズの
パノラマは圧巻!
見渡す限りのキキョウの青いろ、
実った稲穂の黄金色‥‥
目が染まりそうです。
そのうち雨が小降りになってきて
空が明るくなってきたころ、ぶどう園に到着!
ぶどうのむらさき色もとてもきれい。
「シャインマスカットじゃないね〜」って
言ってくれた子がいました。
‥遠足って、バスの運転手さんガイドさんのお人柄も
子どもゴコロに妙に残るもの。
すてきな運転手さんであったことが、
裏表紙でさりげなく明かされるのにも
心がほんわか、あたたまります。
大きいサイズならでは楽しさにあふれた
「あめのひのえんそく」。
教室でぜひ子どもたちと秋の恵みを
堪能してくださいね。