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ゾウと旅した戦争の冬」 みんなの声

ゾウと旅した戦争の冬 作:マイケル・モーパーゴ
訳:杉田 七重
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
本体価格:\1,500+税
発行日:2013年12月31日
ISBN:9784198637279
評価スコア 4.33
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  •  安堵の吐息とともに読み終え、ティッシュで洟をかみ、洗面所に行って顔を洗いました。(要するに涙もろい・・笑・・)基本的に「戦」という文字がタイトルにつくものには手が伸びない私ですが、これは人に薦められて読みました。とても良かったです!
     第二次世界大戦下のドイツのお話ですが、今の時代に生きるおばあさん、リジーの思い出話として語られるため、戦争の悲惨さに少し距離をおいて読むことができ、気分的に楽でした。また戦争による厳しい状況が語られる中、人間と動物とのふれあいや、小さな子どもが持つ無邪気さ、生命力、出会った人たちの親切など、様々な温もりも感じながら読み進めることができました。
     16才のリジーは母と弟と、母が勤める動物園の小象マレーネと共に、空襲で燃える町から逃げ出します。「戦火の中、象をつれての逃避行」などというとんでもない設定を作者はどうして思いついたのでしょう?物語作りの巧みさに驚くばかりです。戦火から逃れ、敵から逃れ、味方にも用心しないといけない、食べ物はどうする?という差し迫った状況の中、「そこに象がいる」という不思議さ、象の存在感・・。リジーが語る物語には、敵兵との鉢合わせ、恋心、和解、万事窮すかと思われる事件発生など、ぐいぐい引き込まれる要素がいっぱいです。そして最後には思いもよらないハッピーな出来事が披露されます。
     読み手は物語を楽しむと同時に、自然に、戦争と平和について想いを馳せることになるでしょう。夏休みなど、何を読もうかな〜と考えている中学生・高校生にお勧めです!

    掲載日:2014/06/05

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  • 戦火の中のドイツ人家族が、ソ連兵や連合軍のみならずドイツ兵からも逃れながら自由を目指すというテーマが凄いと思います。
    自国を批判する母と兄弟が戦火を逃れることができたのは、ゾウのおかげ。
    途中で一緒になった敵国の兵士、最後にともに逃走する聖歌隊の子どもたち、それに終わらぬ登場者を描きながら、簡潔でスケールが大きいのは、モーパーゴならではの表現力なのだと思います。
    解放されてから離れ離れになった兵士と再会して結婚したエリザベート、サーカスで再開したゾウのマレーネ、次々と感動があふれ出てきました。
    物語の進行は、年老いたエリザベートが介護施設の看護師とその息子に自分のことを語る形で進みます。
    この設定も心にくいばかりに、現代にマッチしていると思いました。

    掲載日:2014/04/30

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