ここは、ぼくらの秘密研究所。
いつでもどこでも研究だ。
エム研究員とエヌ研究員が、棒を発見。
さっそく研究だ。
何の変哲もない棒は、サーカスの棒に早変わり。
そこに、三輪車に乗ったのんちゃんがやって来ました。
三輪車をひっくり返したら、何かにならないかな。
三輪車は、最新式焼き芋工場に早変わり。
そこに、縄跳びをしながらたくちゃんがやって来て……。
子どもたちの空想世界はどこまでも広がって、宇宙に行ってしまったりもします。
空想のきっかけは、なんの変哲もない棒や三輪車や縄跳びの紐。
ITを駆使したおもちゃやゲーム機ではありません。
昔も今も今が最高の気持ちで過ごしているけれど、どちらの遊びがより豊かなのかと問われれば、昔の遊びの方が豊かなように思います。
でもそれは、私が中年のおばさんだからかもしれません。
今の子どもたちは、この絵本をどのよう受け止めるのでしょう?
読後、ゲーム機に戻るのか近くにあった紐で遊ぶのか。
子ども達の反応を見てみたい気もします。