「ごたっ子の田んぼ」 ママの声

子供の学校で、今年度久しぶりに田植えが行われたので、興味があり、読んでみました。
何となく田植えというとうるち米を思い浮かべますが、この本の学校ではもち米を植えています。
でも最後の方の餅つきの話まで読み進めると、もち米という選択、いいなぁと思いました。
稲を育てていく過程で、子供達が生き生きとしているのもとても素敵でした。

夫が子どもたちに読みました。
ちょっと長かったみたいですが、
2度ほどウルっとお涙ぐんだそうです。
ネズミのところと、最後でだそうです。

子どもたちも数年前に田植えと稲刈りを経験させてもらい、
大変さを思い出したようです。

少年たちが、自分たちが植えた田んぼを
満足そうに眺める場面とか
何気ないけれど、
本当にいいなあと思いました。

「ヤマネ」の写真絵本で有名な西村さんが田植えをする子どもたちを描いた絵本（写真）です。
カバーの折り返しの部分に双六の駒が作れるようになっていて、見返しの部分にはこの作品の田植えがかいつまんでわかるすごろくになっていました。
なかなか面白い作りの作品です。
西村さんが撮影しているから子どもたちがいろいろやってくれるのではなく、子どもたちの自然な動きが絶妙なシャッターチャンスを見逃さず、西村さんがとらえている。という風に感じました。
田植えをしている子どもたちの姿が、とっても楽しそうで、読んでいるこちらまで楽しくなってきました。

同じように整列してお尻を向けているポーズが最初のほうの春バージョンと、寒い冬。田が凍ってスケート場になっているところと2回出てきます。
その季節その季節の風景が輝いていて素敵な作品だと思いました。読み聞かせに使えないこともありませんが、解説がやや長いので、子どもたちにはブックトークで紹介する方がいいかもしれません。