小さなとらとくまの続編です。
どうしようもないとらくんが、またわがままをやってしまいます。
おつかいの途中で小さなぶたに出会い、遊びほうけているうちに、
くまくんに持って帰るはずのきのこを忘れてしまいます。
とらくんは反省するそぶりもみせず、勝手な言い訳をします。
そんなことが何日も続きますが、くまくんはとらくんのことを責めず、
ただ黙って自分の仕事をこなします。
ある時、小さなぶたに誘われて、ぶたと一緒になまけた生活をいく日もしていました。
ぶたはなまけもので、とらくんにばかりごはんの用意をさせます。
くまくんといた時より一生懸命働いているとらくんは「あれ?」とおかしな気持ちを覚えます。
とらくんは、ふと、くまくんのことを思い出し、
あわててきのこを何本か取ると、いそいでおうちに帰ります。
くまくんは今でもとらくんを待っているのでしょうか?
読んでいるうちに、なんだか男女の話のような気がしてくるのは、私だけではないはずです。