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風が吹くとき」 みんなの声

風が吹くとき 作・絵:レイモンド・ブリッグズ
訳:さくま ゆみこ
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1998年09月
ISBN:9784751519714
評価スコア 4.09
評価ランキング 26,425
みんなの声 総数 10
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  • 戦争の恐怖

    絵本というよりは漫画というカテゴリーで読むものなのかなと思いました。戦争の悲惨さが、ごくありふれた日常を生きている老夫婦の目を通して静かにでも十分な訴求力で伝わってきます。二人の会話は核兵器が落ちた前も後もそれほど変わりません。無知であるということはこんなにも残酷なのだと思い知らされました。とにかく戦争というものはどんな理由があっても起きてはならない。起こしてはいけない。その為に何をしたらいいのか今一度考えました。

    投稿日:2022/06/24

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  • 凝縮された風刺絵本

    何度も何度も手に取りながら、スルーしてきた絵本をやっと読みました。
    細かいコマに凝縮された会話が、とても重かったからです。
    核戦争が起こったらどうなるのだろう。
    それは原子力発電所の放射能汚染にも通じます。
    現実を捉えきれない市民は、きっとこの絵本の夫婦のように訳もわからないままに犠牲者になってしまうのでしょうね。
    雪だるま、サンタクロースの作家が、これほどに重い作品を描いている事に感じ入りました。

    投稿日:2014/12/26

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  • 辛い。

    この絵本と出会ったのは高校生のとき。
    デビット・ボウイが好きでCDアルバムを先に聞き、絵本は後付けでした。
    当時のわたしにとって歌詞がかなりショッキングだった記憶があります。絵がかわいいので後日絵本を読みました。

    歌詞の中に彼らは何を・・・したのか?
    というフレーズがあります。
    善良な老夫婦が理由もわからず、戦争といううねりに巻き込まれます。

    将来、子どもに戦争の恐ろしさ、悲しさ、愚かさ・・・この絵本を通じて伝えたいと思います。

    投稿日:2010/06/30

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  • 忘れないで

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    原爆。
    私たち日本人はその言葉に、恐怖、怒り、苦しみ、様々なイメージを持っています。
    この話は原爆投下により、最期のときまでを2人で過ごすことになった老夫婦を描いています。

    原爆よりも日常の些細なことの方が気になるおばあさん。
    原爆はもちろんのこと、その恐ろしさを知らないということにゾッとさせられます。
    今はまだ私たちは、この状況下にあれば確実に危機感を抱きます。
    でも人間とは忘れっぽい生き物。
    いつか原爆の恐ろしさを忘れて、この夫婦のように楽観してしまうことになったら・・・
    私たちは同じ過ちを繰り返さないためにも、過去の悲劇・惨劇を忘れてはいけないと思いました。

    この作品は、細かいコマ割りで、読み聞かせには不向きだと思います。
    それでも自分で読めるようになった子どもたちには、一度読んでほしい作品です。

    投稿日:2009/07/02

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  • 原爆を正しく伝えている

    高校生のころに読んで、すごくショックだった本です。

    核兵器の本当の怖さ、そして、戦争とは、戦争なんて全く関係なく平和に暮らしている人にも降りかかってきて、命を奪ってしまう恐ろしいものだと改めて思いました。

    かたくななまでに政府の言うとおりにしている夫婦が、どんどん死に向かっていってしまう描写があまりに見事で、読んでいる途中で、すこし気分が悪くなりました。でもこれが核兵器の現実なのだと思いました。

    すごくショックな本ですが、核兵器の恐ろしさをリアルに伝えていると思います。漠然と戦争や核兵器の恐ろしさを伝えるよりも、こういった現実的な本を次の世代に伝えていくことが、平和へと繋がっていくと思いました。

    投稿日:2007/10/25

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  • この爆風が吹いたらもうおしまいなんだよ。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    この風が吹いた時は もうおしまいなんだ…
    ストレートにそう思いました。
    でも…娘は読み終わった後
    「この夫婦は 爆弾が落ちたあと 雨水を飲んだから原爆症になってしまったの?」
    「政府の指示通り14日間簡易シェルターに入っていたら 死なないで済んだのかな。」
    こんな質問をしてきました。
    雨水を飲まなくても シェルターから出なくても…
    この風を浴びたのですから もうおしまいなのです。
    原爆の恐ろしさを 子供に話す良い機会になりました。
    そんな事を言っても
    私だって本当の怖さ・恐ろしさを知っているわけではなく
    子供たちの心にどの位伝わったのか定かではありません。
    絵本の中の夫婦は 核が落ちると知らされながらも
    どこか他人事で
    「どうにかなるさ…前の戦争の時もそうだった…」
    という感じで とっても楽観的。
    でも…私は この夫婦を笑えないな…とも思いました。
    もしも 本当にこの絵本の中の状況が起こったとしたら
    「そんなこと言ったって きっと大丈夫…」と
    思ってしまうんじゃないかな。
    平和ボケしている私の気持ちに 
    ビリリッと電流が走った様でもありました。
    かなり細かく コマ割がされている漫画の様なつくりで
    ちょっと読みづらい感じもあり ☆4つとしましたが
    内容的には ☆5つの絵本だと感じています。
    小4の息子も 興味深く読んでいました。
    中学年くらいから 理解できる内容かと思います。

    投稿日:2007/05/31

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  • 全ての国家が原爆を放棄すれば…

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子15歳、女の子13歳、女の子11歳

    イギリスの片田舎に住む善良な老夫婦の、原爆を落とされる数日前から、投下後命の灯が消える直前までを描いた作品です。

    正直、普通の絵本と違いとても読みづらいです。1ページにぎっしり漫画形式に絵とせりふが描かれています。一方、戦争を直接感じさせる場面には、見開き2ページ使っていて、その不気味さには、背筋が寒くなります。読み聞かせではなく、自分で読まなくてはならない本です。

    これを読んだ娘たちは、「政府の言うことに従って、きちんと家の中にいたのに、なぜ死んでしまうのか」と尋ねてきました。私は原爆の恐ろしさをちゃんと話たことがなかった事に気がつきました。もちろん、戦争体験者ではありせんが、自分が見て聞いて知っている、戦争の愚かさ・原爆の恐ろしさは語っていかなければならないとしみじみ感じました。

    投稿日:2006/09/18

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  • 見えない核兵器

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    田舎で静かに暮らしていた老夫婦に、
    核爆弾の恐怖がやってきます。
    核シェルターを用意したり、彼らは彼らなりに対策はしていたのです。
    ところがあっけなく核爆弾は彼らを包むのです。
    核シェルターで生き残った老夫婦は果たして幸せだったのでしょうか?
    コマ割の漫画風の絵や展開は直接子どもには難しいかもしれません。
    ちょっとシニカルな展開は『さむがりやのサンタ』と同じです。
    が、内容的にかなりのメッセージが込められています。
    核爆弾は、実は身近なものなのではないでしょうか。

    投稿日:2006/08/10

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  • 悲しくなります。

    • 梨華さん
    • 30代
    • その他の方
    • 北海道

     本を手に取りパラパラを見てみると、マンガ本の様なコマ割り(・・;)読み進んで行くうちに、これは、以前、TVか何かでアニメーションで観た事があったかも!それでも、最初から最後迄を正確には覚えておらず、フェイドアウトしていくラストに胸がつまりました(>_<)
    奥さんのヒルダさんに自分を重ねつつ、まるで絵本から、ジムさんとヒルダさんご夫婦のやり取りが、聞こえて来る様でした。
    文中にも日本の戦争の事が出て来るのですが、何度考えても、戦争ってなんて惨い(>_<)
    こうして平和に仲良く田舎で暮らしているご夫婦、家族を一瞬にして離れ離れに、失ってしまうのですから(>_<)戦争って、誰の為に有利な事なのでしょうね(>_<)悲しくなりますね。

    投稿日:2006/06/07

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  • 戦争

    • モリヘイさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    なんだかあまりにもこの夫婦が無知でいらいらしてしまいました。でも戦争を知らない私たちもこんな反応を示してしまうのでしょうか。
    でも訳者がいうように痛烈な風刺がこの本に込められているならばこれをきちんと説明してあげないといけないですね。
    これを勉強する機会を親にほしいです。
    でもいつか息子達と地球の平和を考えるときが来たときはきっと一番最初に読む本だとは思います。

    投稿日:2002/06/14

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