「フィーンチェの あかい キックボード」 みんなの声

キックボードで遊んでいて、
道でおじさんにぶつかって
叱られるのは当然だと思います。

もし、自分がぶつかられてもこういう態度をとってしまいそうです。

でも、フィーンチェはそこから見て見ぬふりをせず、
怒られたからと逃げ出さないで
ちゃんとクッキーを送り届けるところ、
かっこいいと思います。

勇気があったからこそ、
最後ハッピーエンドで迎えられたんだと思います。

そのままにしてたら、嫌な一日で終わったでしょうが、
出来事を自分で変えることができるんですね。

学校から帰ってくると、自転車やらキックボードやら
家の周りを乗り回してる息子にはまるで日常の事のように
感じるお話しだったようです。
角を曲がるときになにかにぶつかったり、犬に吠えられたり・・・
そんな場面がとてもおもしろかったらしく、
「ふふ！俺に似てる！」と、ちょっと照れ笑い！
子どもたちのたのしい日常が描かれていて、ちょっとした失敗？も
クスッと笑えるお話しでした。

キックボードに乗っておじさんにぶつかってしまったり
いじわるイヌにクッキーをとられたりして、フィーンチェにとって「さいあくないちにち」になりそうだったのに、その後・・・ハッピーエンドで終わって、「あーよかったね。」とほっとして読み終わることができました。

このアンラッキーな前半部分ではらはらどきどきして、そして後半のよい方向に向かう部分でうれしい気持ち、ほっとした気持ちになる、こんな気持ちを読んでいる私と聞いている娘で共感できます。

それが、この絵本の1番好きなところです。

あと、私自身はオランダの町並みの絵も気に入っています。

てんぐざるさんの感想で納得しました。

こんな大人っていますね。
子どものミスにかんかんになって、怒鳴ってしまって、
後で恥ずかしくなったり、申し訳ないと思ったり。

フィーンチェはキックボードで楽しくさんぽをしていたのに、
おじさんにぶつかって怒鳴られて、おじさんの落としたクッキーを
届けようとして、大きな犬にほえられたり。
なんて、かわいそうと思っていたら、そのおじさんも申し訳なかったと
思ったのか、クッキーを買ってくれました。

子どもは、大人に理不尽な扱いを受けても、だまって従って、本当に災難です。
この本で、反省しました。

読み聞かせ泣かせの絵本でした。なぜなら、この絵本の主人公の名前が、日本人の私には発音しづらいのです！！
フィーンチェですよ？フェィーンチェ…。作者のペッツィーさんも、発音しにくいです。オランダ人名は難しいですね。
でも、個人的にこういうサッパリした絵は好きです。
フィーンチェのどこかマイペースな、子供らしい所も魅力的な作品でした。
脇役の近所のフェルナンデスさんといじわる犬（名前は原作の方にもなかったのでしょうか？ぜひ、この犬にも名前をつけて欲しかったです）も、いい味が出ていました。
普段の何気ない日常の面白さを、味わい深く見せてくれている絵本だと思います。