そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)
世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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9件見つかりました
日本名が、コウくんで、小学1年というのも孫と一緒なので、不憫 でよけいに泣けてくる私です。両親が東京に出稼ぎに行って春 まで帰ってこないので、 「やい、北風、はやく 春を つれてこい。」 が、何度の出てきます。コウくんの両親を恋しい気持ちが、 伝わってきます。 くさいろのマフラーを無くしてしまったコウくんに、お兄ちゃんや おにいちゃんのお友達がさがしてくれてみつかって、ほっとしまし た。しばれるなか、よく頑張りました。蕗の薹を発見したので、 春もそこまで来ていて読んでいる私も嬉しくなりました。
投稿日:2019/06/03
北海道に住む小一のコウくんが主人公。 海辺の村なので家族総出で漁の仕事をするのですが、 冬場はお父さんとお母さんは出稼ぎに行くのです。 お母さんが編んでくれたくさいろのマフラーをしっかりと巻いて、 両親が帰ってくる春を待ちわびるコウちゃんの健気さに心打たれます。 北風にさらわれたマフラーを必死に探すコウちゃんを励まし、 一緒に探してくれる年上の子どもたちの姿も清々しいです。 ラストは春の予感。 冬の終わりごろに、読んであげたい心温まる作品でした。
投稿日:2010/01/13
北国の厳しい自然の中で、出稼ぎに行ってしまった父母の帰りを、母が編んでくれたマフラーと一緒に残された兄弟たちと待ちわびている少年の心にホロリとくるお話です。 この草色のマフラーは、お母さんの春になったらかえってくるからそれまでしっかりねという、メッセージがこめられているようで、冬の暗く白い景色にこのくさいろが効果的にきいています。「やい、北風、はやく春をつれてこい。」と、つよがってはいるけれど、北風にマフラーを取られてしまい、マフラーがみつからなかったら、このままお父さんもお母さんも帰ってこない気がして、泣いてしまう男の子の気持ちが痛いほど伝わってきます。 見つかったマフラーの下から、春の訪れをつげるフキノトウが顔を出しているのをみつけて、なんとも言えない安堵感を感じました。 これからの、寒い季節にいかがでしょうか。
投稿日:2006/12/21
「やい、北風、はやく春をつれてこい」 何度も繰り返されるこのフレーズ。 この言葉には、東京に働きに行った両親のことを思う子供の気持ちがぎゅっとこめられています。 両親が家族のために頑張っているのが分かるから、わがままは言えないけれど、恋しくてたまらない気持ち。 それが「春」という言葉に秘められていると思うと、読んでいる方も、早く春が来たらいいなぁと願わずにはいられません。 春が近づいてきたことに気づいた子供達の可愛らしい笑顔が、愛しくなるラストでした。
投稿日:2019/05/20
コウくんは小学校の1年生。うちの息子と同じ年です。 そのコウ君のお父さん、お母さんは、冬になると東京に働きに出る。 コウ君は、お母さんが編んでくれたくさ色のマフラーをしっかり巻いて、冬の間、その寂しさに耐えるのです。春まで、春までと思いながら。 「やい、北風、はやく春をつれてこい。」 何度も何度も出てくるこの言葉に、コウ君の春を待ちわびる気持ち、両親を思う気持ちが伝わります。 お母さんが編んでくれたくさいろのマフラー。 風に飛ばされてなくなったら、お父さんもお母さんも帰ってこないような気がして... その気持ちがせつなく、心にきゅっと響きます。 早く春がきますように、一緒に願いたい気持ち。
投稿日:2010/03/03
後藤竜二さんの最初の絵本だそうです。 そう言われてみると、他の後藤さんの絵本ほどインパクトがないのですが、後の絵本につながる原型と新鮮さがあるようです。 北海道の漁村の生活。雪のころになると両親は「出稼ぎ」に行き、残されたものの生活になります。 両親が帰ってくる春を待ちわびるコウちゃんは、お母さんの編んでくれた草色のマフラーをいつも着けていました。 草色は春の色。風に飛ばされてしまって、探し歩いて見つけたマフラーの下に春を見つけました。 両親が帰ってくる春です。 とても抒情的なストーリー。 岡野さんの絵がとても素朴で、お話を包み込んでいます。 現在、単身赴任や共働きは多いかもしれません。 漁村のような共同生活と出稼ぎということを子どもたちに伝えたい絵本でした。
投稿日:2010/02/05
おかあさんが、マフラーを編んでいる場面からお話がはじまります。おかあさんが、どんな思いでマフラーを編んでいるのか伝わってきます。 コウくんの「やい北風、はやく春をつれてこい」という叫びは「はやく、おかあさんをつれてきて」と言っているようです。コウくんは、北風のつめたさなんかには負けないでしょうが、おかあさんのいないさみしさはつらかっただうな、と思いました。 風の強い寒々とした中で、マフラーの緑と小さな芽吹きがあたたかさを感じさせます。 作者の「子供の心の豊かさは、父母の生きてきたはげしい生活と風土によって、血となり肉となる」という言葉が印象に残りました
投稿日:2007/11/08
北海道の雪深い町のお話で、冬の間に出稼ぎに行く両親を春まで待っているコウくんの切なく、自然に語りかけるところがおもしろいです。子供たちが共感を持てるところがいいと思いました。 春が早くきてほしくて、北風やいろいろな冬の自然たちに一生懸命語りかけるコウくんがとても印象的です。 出稼ぎの間会えない親子の寂しさを子供たちも感じとっていました。
投稿日:2007/02/28
今でも雪の多い北国では、出稼ぎに行くのでしょうか? 北海道に住む、コウくんは、一年生。お父さんとおじいさんは、わかめやウニやコンブを取る漁師です。夏はみんなでコンブ取りが忙しく活気に溢れていますが・・・冬になると漁に出られません。海が荒れるからです。お父さんもお母さんも東京に働きに行きます。お母さんが編んでくれたくさいろのマフラーをして、お兄さんたちと待ちます。「やい!北風、早く春を連れてこい」お正月も帰ってきません。どんなにか寂しい事でしょう。 おる日コウくんのくさいろのマフラーが風に飛ばされて泣い てしまいます。生きるために人たちはこどもを置いてはたらきにでかけるのです 親子が離ればなれになって、働かなくてはならない現実。 厳しいね! 貧しさゆえ、今 金持ちとお金のない人の差が大きく成ったと言われています。 漁業や農業は大切な産業です。それを守るために国の援助が必要です。 コウくんのお母さんお父さん早く帰ってくると良いね。じっと耐えるコウくんたちガンバレ!
投稿日:2006/04/18
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