えほん世界のおはなしシリーズの3です。
「おおかみと7ひきの子やぎ」は家にもアニメ絵本があり、息子のお気に入りです。
大人の目から見ると、おおかみが死んでしまうので残酷と思うのですが、怖いおおかみも、お母さんが退治してくれるし、子やぎたちが助かるという点が、子どもからすると安心して読めるようなのです。
黒井健の絵はかわいらしくて好きなのですが、この絵本の子やぎたちは少し太めで、一瞬「ぶただったかな?」と思いました。
おおかみは粉屋で 粉をかけてもらうだけだった気がしますが、この本では先にパン屋でこねた粉を塗ってから粉屋に行きます。
読み比べて見ると、絵本ごとで少しずつ違いますね。大人になってから読むと、どうしておおかみはお腹を切られても目を覚まさないのだろう?とか、腹を切られた時点で死んでいるのではないか?とか、疑問がわいてきます。
ただ読みつがれてきた昔話というのは、子ども心を強く惹き付けるようで、何度もリクエストされました。根底にはお母さんの言い付けは守りましょうというのがあると思うのですが、果たして息子には通じているのかな?