「パンツはながれる」 みんなの声

川で洗濯をしていたおばあさんが落としてしまったおじいさんのパンツをめぐる一大騒動のお話でした。読みはじめた当初、「桃太郎」のようなお話かと思いましたが、どちらかというと、20年近く前にあった「多摩川に現れたアザラシ・タマちゃん」的な展開のお話でした。子どもと一緒に思わず真剣にパンツの応援をしてしまいました。

おばあさんが洗濯中に流れてしまった1枚のパンツから、こんな騒動になるとはびっくりです。
警察が出動し、テレビ中継され、パンツ見たさに黒山の人だかりとは、なんて滑稽な笑。
しかも、最後はおばあさん、それで良かったんだ笑。

昔話のように「おばあさんは川に洗濯に〜」というのがキッカケに大事件です（笑）。
パンツを追いかけるおばあさん、何だか可笑しいですね！
でもそれがこんなふうに１冊のお話になってしまうのも、また面白い！
最後はパンツの勝利かおばあさんの勝利か。。。
パンツも自由になりたかったのかな？（笑）

このおばあさんの名前があかねさんだったっていうのにもびっくりです。パンツ一枚がここまでクローズアップされている絵本と言うのもなかなかないのではないでしょうか。やはり洗濯は洗濯機かコインランドリーでね。

パンツ１枚が、こんなに多くの人を

巻き込むとは・・・

侮れませんね。

ふざけたお話だな〜なんてのんきに読んでましたが、

どんどんとページをめくるたびに、

なかなかの冒険物語に変わっていました。

川を上を流れて逃げていく（？）パンツは

ただ泳いで逃げるだけかと思いきや、ジャンプまで！！

表紙の絵にパトカーが描かれていますが、

警察も何十人も出てきて大騒ぎです。

作者はオリジナルのお話を作って、子供の

寝かしつけに聞かせていたそうです。

きっといろんなお話があるんでしょうね、

もっと知りたいと思いました。

川に流れたおじいさんのパンツを追いかけるおばあさん。
ばかばかしさに笑っていた自分が、途中からは話に飲み込まれてしまいました。
川を下るにしたがってどんどんパワーアップしていくパンツの逞しさに、思わず声援を送りたくなりました.
パンツの表情も良いですね。
たかがパンツですが、数々の難関を乗り越えて大海に出ていく姿には感動（？）さえ覚えました。
意外性で圧倒された絵本です。