「フラニー・B・クラニー あたまに とりが すんでるよ！」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

モジャモジャ頭が気に入っているクラニーは、なんと言われても髪を切ろうとしません。
それだけ、自分の加美が気に入っていたのですからね。
そのクラニーが自ら髪を切ろうと思ったきっかけがとても面白いです。
独特のヘアスタイル、住み着いた鳥、不思議な話ですが、女の子の微妙な心理を描いていると思います。
オクセンバリーの意外な一冊でした。

娘も結構、くせっ毛です。
そんな癖の強い自分の髪の毛は以前、好きではありませんでした。
嫌だ！と言って短くした事もありました。

でもこの絵本に出てくるフラニー・B・クラニーは自分のくるくるヘアーが大好き！
周りの人から切ればいいのに、と言われても曲げません。

娘はそんな彼女の姿に心打たれたようでした。
読み終わった後は「私も髪の毛伸ばす！」といったり、「フラニー・B・クラニーみたいに結んで！」と言ったり。
自分の髪の毛も好きになったようでした。

自分の個性を長所として受け入れられ、良いお話と出会えました。

フラニー・B・クラニーが、長いちりちりのまき毛なのが、気になって

図書館から借りてきました。

そうなんです！孫も、同じなので困っています。幸い、長い髪でないの

でそれほど困らないのですが、櫛もいれないで固まってしまって潔くマ

マが切ってしまいました。

パーテーの為に美容院に行って、髪型にびっくりでした。

纏まってはいるものの、やっぱりどうして解くか心配になりました。

鳥が住みついてしまって人気者になってしまったのに、本人はあっさり

と髪を切ったのが潔いと思いました。美容院から、切った髪をもらって

鳥の役にたっていたのが笑えました。

ほかの人とはちがう髪質の女の子。かなりの天然パーマの髪。それを、少しもコンプレックスに思わず、むしろ気に入っているようすには、感心してしまいました。考え方が前向きなんですね。
この子を見ていると、小さな欠点なんて大したことではないなあって、思えてきました。
他人とのちがいを認め、自分は自分と個性を発揮する姿は、みんなと同じじゃないと不安がる人の多い社会に光る存在だと思います。
娘も、この本を読んで、何かしら刺激を受けたはず。いい本に出合えたと思います。