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小箱のなかのビッグバン」 みんなの声

小箱のなかのビッグバン 作:新宅順子
絵:木倶知のりこ
出版社:造形社
税込価格:\1,980
発行日:1987年
ISBN:9784881725511
評価スコア 4
評価ランキング 32,407
みんなの声 総数 1
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  • まにあいそうですか?

    この本は、絵本です。
    ああ、当たり前の事を書いてしまいましたね、すみません。
    ただ、これは、絵の力が、ものすごく大きい本なので、
    特に強調してしまいたくなるのです。

    この本を開くと、巨大な世界が待っています。
    見ほれる程に、美しい色彩が、網膜をくすぐります。
    そして、文章を読んでいくと分かってくる、愕然とするような恐怖。
    感想を口に出すのが、はばかられる程です。
    私は、この世界の前で、自分の存在が実に無力で、小さくたよりないもののように感じます。
    そう、戦争後の、廃墟にたたずんで、意味もなく宙を見上げているような。

    この絵本が作られたきっかけは、作画を手がけた木倶知のりこさんのご主人、たべけんぞう氏の「ORANGE OPERATION」という「核の破壊力」がテーマの立体作品です。
    たべ氏のアプローチと、この絵本のアプローチは、まったく逆に見えて、底に流れるものが同じです。
    この絵本のあとがきには、ORANGE OPERATIONの作品の写真も載っていますが、
    この作品が、核戦争をリアルに表したものに対し、
    この絵本は、美しく、壮大でファンタジックな世界で、「核戦争」という言葉はこの絵本には、ダイレクトには表されてはいません。
    だからこそ、軽やかで、柔らかな文章の中に、
    突然登場する、「ママははんぶんとけている」というような言葉に、身震いするような恐怖を覚えるのですが。

    子供むけの話ではないでしょう。
    けれど、子供が大きくなり、核に対して、何かを考えるようになったら、手渡してみたいと思います。

    ーまにあいそうですか?ー
    この絵本に出会って、私はおよそ15年ほどたちます。
    絵本の中のこのセリフ、今でも深く印象に刻まれています。
    私たちのこの世界は、まにあうのでしょうか?

    投稿日:2006/09/02

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