きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?
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6件見つかりました
絵がとても綺麗だったので手に取った本。 話の内容を知らずに読んだのですが… とても悲しいお話。 偏見、決め付け、、、とても辛い。 最後まで報われないままの終わりに、こどもたちもショックでしばらく無言でした…。 「この人間ボコボコにしたい!怒」 との事で、いつもお笑い系やほのぼの系を読んでる我が家には少し刺激が強い絵本でした。
投稿日:2024/02/08
えー・・・・悲しいなー。 フィヨルドの近くにヨーレという町があります。 その町にでるかいじゅうから守る クマーのお話です。 クマーってなにかな?ってなりました。 透明でみんなからは見えないという設定です。 絵にも具体的には描かれていませんが、 動物が近くにいるので 確かにそこに存在しているようです。 透明だったクマーの存在が見える時がきます。 クマーの大事な角が折れた時出血します。 その血のせいで、透明だった体を染めていきます。 そして現れたのは・・・。 そこからはどんどん悲しい展開になり、 人間の勝手な想像が嫌になりました。
投稿日:2023/02/19
宮部みゆきさんが絵本もだしていたんですね。 お話がすごくきれいにまとまっていて、大人も考えさせられる絵本でした。こどものために用意されたハッピーエンドじゃない、ちょっと気持ちが落ち込んじゃうけれど、すごく印象に残りました。 ただ、年長の我が子には最後のところは少し難しかったようでした。
投稿日:2017/11/02
宮部みゆきさん「悲嘆の門」という小説がありますが、その作中に出てくる幻の絵本。 フィヨルドの近くの町、ヨーレを、かいじゅうから守るクマー。その、体を透明にする魔法の角が折れた時、自分の姿が倒してきた怪獣とそっくりだと知るクマー。 でも、街の人はクマーを怪獣だ!と殺そうとします。いままで透明な体で守ってきたクマーなのに、、、 最後は自分で死を選ぶクマー。そして、怖い怪獣として像まで作られてしまうのです。 人間の怖さ、言葉を聞かないことの悲劇が伝わります。 娘の感想ですが「かわいいけど、かわいそう」でした。
投稿日:2017/03/19
このお話は、クマーという一匹の怪獣が夜中にこっそりヨーレの町に地下ずく悪い化け物たちからひっそりと町のみんなを守っているお話でした。だけど、そのことは町のみんなは全く知らないばかりか、クマーが自分の大切な角を折ってしまって姿が見えるようになった時に、化け物扱いして恐ろしい銅像まで建てたのです。このひどい人間たちの仕打ちを見てとっても悲しい気持ちになりました。見た目は関係なく心が優しいってとっても素敵なことだと、この絵本を読んでいて思いました。
投稿日:2017/02/27
宮部みゆきさんといえば、絵本の『悪い本』が思い浮かびます。 心の奥に差し込む読後感は同じです。 フィヨルドの町、ヨーレには、毎晩悪い怪獣がやってくるのですね。 クマーは同じ容姿ですが、透明で人には見えず、悪い怪獣を人知れず退治しているのです。 ところが、その際、角を負傷したために、透明でなくなり、 その容姿のために疎まれるのです! なんとも切ない展開に、心が痛みます。 外見の残酷さ、でしょうか。 本当のことって、見えない時に悲しいことをも引き起こすのですね。 フィクションのおはなしですが、現実もほうふつさせます。 小学生以上、年齢が上がるほど、共感できるような気がします。
投稿日:2016/11/24
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