「めんどりとこむぎつぶ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

世界名作絵本のイギリス民話です。めんどりかあさんが、ひよこと散歩中にこむぎがたくさん落ちていたのでみんなで食べてもまだまだ残っているので、こむぎを蒔いて育てることにしました。ぶたさん、あひるさん、ねずみさんに一緒にやろうと声をかけたのですが、手伝ってもらえなくて、めんどりかあさんはひよこたちと、種まき、刈入れ、麦たたき、こなやで粉にするのを全部一人でやりました。パンが出来上がった時には、ぶたさん、あひるさん、ねずみさんが食べたくて駆けつけてきましたが、パンをあげることはしなかったです、「働かざるものは食うべからず」、そんな教訓をこめたイギリスの昔話でした。

このお話は小麦を種から育てるめんどり母さんとひよこ達が主人公のお話でした。他の動物たちにも手伝ってと誘ったのですが、手伝ってもらえなかったので、最後に小麦から作ったパンをあげませんでした。お母さん、強いっていうか怖いって感じがしました。もちろん、ひよこ達には優しいですよ！

面倒なことも大変なことも、全てやってのけてしまうめんどりの母さん。それとは反対に面倒なこと大変なことは「いやだ」と言う癖に、パンが焼けたら食べるという、ぶた・あひる・ねずみ。今まで、文句言わずに一人でやってきためんどりの母さんもさすがに、ぶたたちをきっぱりと断り、自分の子供達に食べさせたのです。柔らかい絵とは反対に、母の強さと、働かざるもの食うべからず・・・を子供にわからせたお話でした。娘にも覚えていて欲しい一冊です。

イギリスの民話で、リズムのある文章がとても楽しいです。
それにあわせて、構図に工夫をされた絵が楽しさを倍増させています。
民話は、善悪がわかりやすいし、くりかえしがおもしろいので、
ちいさな子どもでも楽しめます。
娘も小さい頃、繰り返しを覚えてしまって、一緒に言っていました。
こうやって、おはなしの楽しさを覚えていくのでしょう。
繰り返し読むことで、覚えていた通りのおはなしで、安心して聞いているようでした。

安泰さんを初めて知りました。
他の絵本も読んでみたいです。

私が保育園の時に、先生に何度も読んでもらった、クラスみんなが大好きだった絵本です。
私たちはこの本を「めんどりかあさんの本」と呼んでいました。

お話は、「ちいさいあかい（またはしろい）めんどり」や、「おとなしいめんどり」と同じ、イギリス民話です。
でも、終わり方が違っていました。最後、ひよこたちにパンをあげる本はないの？
終わり方が私の記憶とはどれも一致していなくて、ずっと探していたんです。

初出はキンダーおはなし絵本だったんですね。
図書館で表紙を見たときにはピンと来ませんでしたが、絵本を開いたとたん、再会のうれしさに心臓がドキドキでした。
小麦畑の様子、パンを焼く様子が全部私の記憶と一緒でした。
また手にする事ができて、とってもうれしいです。